アンナが無事に出産しました

アンナが無事に出産しました_20240909

朝夕の風に秋の深まりを感じる季節となり、暑さもようやく和らぎ、心地よい涼しさが漂う頃となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。もりたさんちのマルチーズです。

さて、当犬舎では半年ぶりに、新しい命が芽吹きました。私たちも感動と喜びでいっぱいです。この嬉しい報告を、まずは皆さまにお伝えしたいと思います。

はじめに

もりたさんちのマルチーズは、「千年の都」と称えられる京都で、世界最古の愛玩犬として知られるマルチーズ専門の犬舎を運営しています。私たちは、紀元前から人々に寄り添い、幸せを与え続けてきたマルチーズが、世界を平和に導くことができると心から信じています。

私たちが自信を持ってお約束できるのは「もりたさんちのマルチーズには、純血種マルチーズが本来の姿で残っている」ということです。私たちのマルチーズを通じて、世界中の人々に幸せを届けていきます。

ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。

忘れることなく、邁進してまいります。

最近のお問い合わせ状況

先日、広島の方からお問い合わせをいただきました。誠にありがとうございました。お話を伺うと、過去に犬を飼っていらっしゃったようで、文面からも大変犬を大切にされていた様子がうかがえました。もりたさんちのマルチーズとしても、ただ売れれば良いというペットショップ的な考えは持っておりません。むしろ、お問い合わせを通じて、お互いの信頼関係を築きながら交流を深めさせていただけることを心より願っています。

もちろん、不本意ながら、その過程で、ご家族に当犬舎のマルチーズをお迎えいただくことが相応しくないと判断させていただく場合もございます。しかし、現在までそのようなケースはございませんので、基本的にはどなたでも大歓迎しております。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします

最近のもりたさんちのマルチーズ

少しブログの更新頻度が下がっておりますが、決して遊んでいるわけではありません。この間、ずっとSNSの運用について勉強をしていました。特に最初は、X(旧Twitter)を使って、どうやって「もりたさんちのマルチーズ」を効果的に告知し、認知度を上げていこうかと悩んでいました。

「何を悩むんだ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、Xは文字が中心のSNSです。毎日気の利いたメッセージを考えるのは意外と難しく、悩むこともしばしば。そこで方針を変え、Instagramを活用して、毎日イラストを1枚アップするという取り組みを始めました。

皆さん、Instagramはご存じですよね? しかし、いざ運用側に回ると、これがなかなか大変です。Instagramには「フィード」、「リール」、「ストーリーズ」と3つの投稿方法があり、それぞれに特色があります。投稿する際には、解像度やアスペクト比などの細かい部分にも気を配らなければ、すぐに運用が破綻してしまいます。そこで、事前に最低限の知識を頭に詰め込み、しっかり準備をしました。

現在は、フィードにはマルチーズをテーマにしたイラストを、リールにはそのイラストを動画にしたものを、そしてストーリーズには、子犬のオーナー様を募集する10秒から20秒程度の動画を毎日アップすることにしました。いつまで続けられるかはわかりませんが、少しずつ試行錯誤しながら、頑張っていきたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。

アンナが無事に出産しました

皆さまへ

9月9日(月曜日)、アンナが無事に4頭の子犬を出産しました。これは、2023年3月17日に続き、生涯で2回目の出産となります。長男、長女、次女、次男という順番で誕生し、女の子2頭、男の子2頭という、私たちにとってまさに宝物のような子犬たちです。

この子犬たちが、これからどこかでまだ見ぬご家族の元へ行き、たくさんの幸せをもたらしてくれることを想像するだけで、私たちはとても幸せな気持ちになります。

今回は、アンナの出産までの様子を、簡単に時系列に沿ってご報告させていただきます。ただ、出産時は非常に慌ただしく、心に余裕がなかったため、あまり気の利いた写真が残せなかったことをお詫びいたします。

出産当日の出来事

■9月9日

私たち、もりたさんちのマルチーズでは、交配日を起算日として、2回にわたり動物病院でエコー検査とレントゲン検査を行いました。通常、犬の妊娠期間は交配日からおおよそ63±7日とされているため、出産予定日を9月6日から9月10日の間と予測しておりました。

日に日に大きくなるアンナのお腹を見ながら、今日かな、明日かな、と指折り数えて待っていましたが、体温を数時間おきに計測しながら毎日を過ごしておりました。そして、アンナのお腹が非常に重たくなり、横たわる姿を見た9日の早朝、私は妻に「今日、産まれそうだね」と話しました。その予測は見事に的中し、無事に出産を迎えることができました。

その朝、私は用事のために一時的に自宅を離れ、アンナを妻に任せていました。しかし、突然スマートホンに緊迫したメッセージが届きました。

スマートフォンに届いた妻からの緊迫したメッセージを確認すると、すぐに用事を後回しにして帰宅しました。帰宅した時には、アンナはすでに第一子である長男を出産しており、妻は長男の生存確認を終え、体重を計り、アンナに初乳を飲ませていました。

後で聞いたところ、妻は洗濯物を干すために2階に上がっており、その間にアンナが長男を出産していたとのことです。通常、出産前には腸内の体温が1℃程度下がるのですが、今回はその気配が全くありませんでした。それにもかかわらず、妻は驚きながらも迅速に対応し、しっかりと助産を行い、へその緒の処理をし、初乳を与えることができました。妻の迅速な対応に心から感謝しています。

・9時45分

●長男:157g

その後、約1時間が経過し、長女が誕生しました。長女は体重が173gで、今回出産した4頭の中では最も体重がありました。見た目にもとても立派で、健康そうな女の子のマルチーズです。誕生したばかりでも、しっかりとした体つきと、元気な鳴き声でその存在感を示していました。母犬のアンナが精一杯の愛情を注いでいる様子を見て、私たちもまた感動しました。この長女が、これからどんな成長を見せてくれるのか、楽しみでなりません。

・10時50分

●長女:173g

さらに1時間後、次女が誕生しました。前回の出産では、3頭目と4頭目が残念ながら死産だったため、今回の出産においても非常に緊張していました。次女が誕生する際には、胎膜を破った後、息をし始めるまでのわずか数秒間、心の中で「息をしてくれ!」と必死に祈っていました。その瞬間がとても長く感じられ、手に汗を握りながら見守っていました。

無事に息をし始めた瞬間、心からの安堵と喜びが込み上げ、思わず「やったー!」と声が出てしまいました。この瞬間の嬉しさと安心感は、言葉では言い表せないほどのものでした。次女が無事に生まれてきたことに、深く感謝の気持ちを抱きました。

・11時47分

●次女:146g

子犬が出てこない!

・12時50分

4頭目の出産は、非常に難産でした。アンナのお腹から子犬がなかなか出てくる様子が見られず、心配していました。ようやく4頭目の出産が始まったかと思うと、予想外に子犬が3分の1だけ出たところで止まってしまいました。アンナは必死に胎膜を舐めて子犬を出そうとしましたが、ここで思いもよらない事態が発生しました。胎膜が破れたにもかかわらず、子犬が再びお腹の中に戻ってしまったのです。

妻はすぐに私に「動物病院に電話をかけて!」と指示しました。しかし、緊急時にもかかわらず、かかりつけの動物病院には電話がつながらず、24時間対応の緊急連絡先にも連絡が取れませんでした。その時、私は「もしかしたら、次男を助けられないかもしれない」と覚悟し、頭が真っ暗になり、深い穴に落ちてしまうような感覚に襲われました。胎膜が破れた状態で再びお腹に戻ってしまったことに対する不安と恐怖が心から込み上げてきました。

しかし、妻は冷静に対応しました。「次にいきみ始めたら、少しでも子犬が見えたら引っ張り出そう」と私に話してくれました。その言葉を胸に、私たちは再びアンナの様子を見守っていました。アンナが再びいきみ始めた瞬間、子犬の足がわずかに見えたとき、妻は躊躇することなく、迅速に子犬を引っ張り出しました。産まれたばかりの柔らかい子犬を、命を守るために力強く引っ張り出すその姿には、私は深い感動を覚えました。

妻はすぐに胎膜を取り除き、子犬にマッサージを施しました。その結果、無事に息をし始めることが確認できたときの嬉しさと安堵は、言葉では表現しきれないほどでした。泣きそうになるのを必死にこらえながら、妻の迅速で的確な対応に心から感謝し、神様に感謝の気持ちを込めて「ありがとう」と心から思いました。この瞬間、妻の献身と冷静さがいかに大切だったかを深く実感しました。

・13時5分

●次男:152g

ふりかえって

アンナは無事に4頭の素晴らしいマルチーズを出産しました。長男、長女、次女、次男の4頭です。今回、4頭すべてが健康で元気に生まれてきてくれて、本当に良かったと思います。必死で対応してくれた妻と、一生懸命に産んでくれたアンナ、そして元気に生まれてきてくれた子犬たちに心から感謝しています。

出産当日、私たちは早速動物病院に連れていくことにしました。助産で心身ともに疲れており、動物病院は週末でもいいかという気持ちが一瞬頭をよぎりましたが、「いや、だめだ」と自分に言い聞かせ、夕方から動物病院へ向かいました。その結果、かかりつけの獣医師から「皆、口蓋裂もなく健康です」とお墨付きをいただきました。その瞬間、喜びが再び湧き上がり、疲れも吹き飛びました。

長女と次女にはすでにご予約をいただいておりますが、長男と次男については、新しいオーナー様を募集しています。ただし、まだ生後1週間も経たず、目も開いていない状況ですので、これからゆっくりと育てていきたいと思います。家の中は賑やかで、まるでてんやわんやの状態になっています。

長男と次男のオーナー様を正式に募集します

私たちは「本当のマルチーズ」を追い求め、毎日愛情深く育ててきた親犬たちから生まれた、宝のような世界最古の愛玩犬であるマルチーズです。今回、長男と次男のオーナー様を正式に募集いたします。

当犬舎のマルチーズでなければならない理由は、これまで何度もお伝えしてきました。私たちのマルチーズは、ペットショップやマッチングサイトに出品されている他のブリーダーのものとは明確に違います。

私たちが取り組んでいる方法は、業界でもほとんど例がない、独自のものです。これを通じて、より多くの方にマルチーズの本当の魅力を知っていただき、業界全体の意識と標準を引き上げたいと考えています。

私たちが目指すもの

私たちの目指しているのは、ペットショップや一部のブリーダーが行っている、コストを削減し、出所不明や遺伝性疾患を抱えるマルチーズを増やすことではありません。また、そうしたマルチーズを安価で販売することでもありません。

私たちは、マルチーズが幸せに暮らせるための適正な費用と、高品質なサービスを維持することにこだわっています。例えば、もりたさんちのマルチーズでは、大切な家族であるマルチーズに、生産時期や原材料が不明な粗悪な食事は与えません。ペットショップや他のブリーダーとは異なり、ニュージーランド産のプレミアムフードを使用し、通常の20倍のコストをかけて健康を保っています。

長期保障と「おかえりプログラム」

また、生体の保障期間についても、一般的には1か月未満が標準ですが、私たちは飼い主様との長期のお付き合いを大切にし、3年間の長期保障を提供しています。これは一般的な保障期間の36倍にあたります。

さらに、万が一、飼い主様がご病気などでマルチーズとの生活が困難になった場合には、「おかえりプログラム」をご利用いただき、当犬舎にマルチーズをお戻しいただくことができます。

これらの取り組みは、運営コストが増大するため、ペットショップや他のブリーダーでは行われない内容です。しかし、これこそが「もりたさんちのマルチーズ」の特別な特徴です。

「もりたさんちトイレメソッド」の実践

引き渡しまでの最短8週間の間に、「もりたさんちトイレメソッド」を実践しています。これはトイレの習慣を形成するための方法です。わずか生後8週間では、他のブリーダーが説明するようなトイレトレーニングは実質不可能です。しかし、私たちはマルチーズの本来持っている特性である「綺麗好き」ということを利用し、最低限、トイレトレーの上でおしっことウンチを済ませるように習慣化させることに成功しています。

この方法は、母犬に育児を任せっぱなしにしているようなブリーダーでは実現できません。いつも清潔に保ち、マルチーズの特性を最大限に引き出すことが、「もりたさんちトイレメソッド」の特徴です。

マッチングサイトに対する懸念

最近、ペットオークションを利用するブリーダーが、マッチングサイトを使って子犬を販売しているという情報を得ました。本来、動物愛護法では生後8週間までは子犬の引き渡しができませんが、この期間中にマッチングサイトで予約を募り、マッチングサイトで売れなければ、売れ残る前にペットオークションに出品しているケースがあるようです。

これは、マッチングサイトに出品されているマルチーズの品質に疑問符を投げかける事態です。もちろん、マルチーズそのものに罪はありませんが、こうした背景を知ることが大切です。私たちがマッチングサイトを利用しない理由は、このような問題を避けるためです。

私たちは、この独自の取り組みを通じて

ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。

を実現していきます。

今回はこんなところで

ブログは毎週末の更新を目標としております。記事の共有や拡散をしていただけると読む人が増えて励みになります!どうぞ応援よろしくお願いします!

全世界がマルチーズで繋がりますように。

どうか、良いご縁がございますように。