もりたさんちのマルチーズのこだわり – 食事 – 【後編】
こんにちは、もりたさんちのマルチーズです。日ごとに春めいてきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。毎年なんですが、いつもこの時期になると毎日のように朝から鼻水がズルズル出るんです、わたしは花粉症ではないのですが、なぜか毎年なんです、この時期。頭はボーっとするし、散々です。 いや病院で検査はしてもらってないです…でも花粉症ではないんです、きっと。おかしいなぁ。
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最近のもりたさんちのマルチーズ
アンナの出産に関して、昨日11日にいつもお世話になっている動物病院にて、今回で2回目、出産前に最後の健診を受けてまいりました!その話は後日ご報告させていただきます!興味深いレントゲン写真を撮らせていただけました(親切な獣医師の先生に感謝!)。
ドッグフードへのこだわり【後編】
今回はドッグフードへのこだわり【後編】をお届けしたいと思います。前回は主にニュージーランドってそもそもどういった国なの?とか、忖度だらけのブリーダーが薦めるドッグフードの悪しき慣例や、サロンを経営されるドッグダイアモンドの石原弘之氏、ドッグトレーナーを務める「みきてぃ」こと北林美紀氏のYouTube動画なんかを紹介しながら問題提起をさせていただきました。またドッグフードを検索するといつも同じ銘柄のフードが検索上位に表示される理由なんかもお伝えしました。
前回はこちら
今回はそんなに言うけど、じゃあ、もりたさんちのマルチーズでは実際にどんなドッグフードを与えてるの?というテーマになります。
まずはドッグフード・ウェアハウスを初公開(ウェアハウス:倉庫)
こちらがもりたさんちのマルチーズのドッグフード・ウェアハウスです(人はそれを押入れと呼ぶ)
すべてニュージーランド産です。テストでロイヤルカナンとか、ワイルドレシピとか与える事も稀にありますが、美味しくないのか(舌が肥えているのか)そもそも当犬舎のマルチーズたちは好んで食べません。
フードローテーションも大事
もりたさんちのマルチーズでは上記のフードを一定の間隔でローテーションしたりブレンドしてみたり、食いつきをみて、美味しそうに食べているか、苦手にしてないか、などを観察して与えるフードを変更しています。
当然プロとして毎日、体重と体温管理をしているのですが(一頭ごとに体調を管理、記録することは法律で義務付けられています)フードを変更するとウンチの状態や、毛並み、涙やけなど、良くも悪くも体調に変化が現れますので、そこで合っているか合ってないか、良し悪しを判断しています(全年齢・全犬種、大丈夫なんて万能なフードはありませんから)
愛犬の健康を考えすぎていませんか?
皆さん、あまりに愛犬の健康を考え過ぎて、食事の楽しみを奪ってないですか?犬も単にお腹を満たせればよいわけではありません。一緒に生活していればすぐにわかります。犬も濃い味のものが好きですし、人間が食べている物には興味を示します。逆に美味しくないものは食べないし、余程お腹が減るようなことがなければ、与えても見向きもしません。健康はできるだけ考えたものを与えるにしても、美味しい食事ができるよう心掛けてあげたいですね。
昔、あまりに犬の健康を考え過ぎて、ナチュラルハーベストのメンテナンス・スモールという(使いどきを間違えなければお薦めできる優れたフードです)フード一択で与え続けていたのですが、嗜好性が低いのか、まぁ食べませんね…お腹が減らないと。
食べる時も楽しくなさそうでした。これってなんだか愛犬の健康を考え過ぎて本末転倒な気がするのです。わたしも自分の健康を第一にと言われて、病院食のような計算され尽くした食事が毎日出てくるのはつらいですから。
ニュージーランド産のドッグフードを簡単にご紹介
では、もりたさんちのマルチーズで実際に与えているニュージーランド産のドッグフードを、簡単にご紹介したいと思います。(成分まで説明すると、ひとつひとつの商品で1記事軽く書けるので、具体的な栄養素を挙げて説明するのは次回以降にしますね!)
■K9Natural(ケーナインナチュラル)
[公式]生食フリーズドライフードのペットフード・ペット用品|K9ナチュラル公式通販サイト
ニュージーランド発、K9Natural社から総輸入代理店として東京に本社を置くK9ナチュラルジャパンが輸入・取り扱いをしているフリーズドライ製法が有名な超高級ドッグフード。
わずか500gで7000円ほどします(わたしの食事代より高い!)とにかく一般的なフードは20%から30%程度しかお肉が原材料として使用されておらず、かさ増しで穀類・イモ類・豆類が入っているのですが、この製品は90%以上が肉という、まぁこのご時世にこれだけお肉が入っていたら、そのまま価格に跳ね返るよなぁというプレミアムなフードです。
意外にもK9ナチュラルの愛好家は多く、高価でも愛犬に良いものを与えたいという潜在的に存在した需要を見事に満たした数少ないフードです。
たまにスーパーの特売で牛肉100gで398円の切り落としを買っている我が家に比べれば、毎日、毎日なんてグルメな犬なんだ☺と思いがちですが、これはあくまで水やぬるま湯でふやかして与えますので、実際には約3倍の量のフードと同じと考えてもらっても大丈夫です。なので約1.5kgで7000円ですか(それでも高いよ!)もりたさんちのマルチーズはK9ナチュラルジャパンと正式に契約している正規取り扱い店です。
■KiaOra(キアオラ)
キアオラはニュージーランド原住民族のマオリ語で「Be healthy(健康でね)」という意味があります。そこから派生して「Hello(こんにちは)」というような挨拶の言葉としても使われています。
そしてパッケージもニュージーランドな雰囲気が漂うキアオラ。最初はとても綺麗なパッケージだなぁと思いました。種類はラム&サーモン、グラスフェッドビーフ&サーモン、ラム&レバー、グラスフェッド&レバー、カンガルーの5種類。
カンガルーだけ若干高い価格設定になっています。キアオラは全種類、ドライフード。パッケージが日本仕様なので、本当にニュージーランドで生産しているかお客様コールセンターに電話して確認したのは、ここだけの話。
もりたさんちのマルチーズではアレルギーを疑う場合にはこちらのカンガルーを与えてみたりして、様子を見る事もあります。もりたさんちのマルチーズはキアオラの発売元であるレッドハート社と正式に契約している正規取り扱い店です。
■ZIWI Peak(ジウイピーク)
K9ナチュラルのフリーズドライ製法に対し、こちらはエアドライ製法が特徴のジウイ。最初は読み方がわからず混乱しました。エアドライ製法で作られたフードは、見た目はジャーキーといった感じです。
もりたさんちのマルチーズでも特にアンナが好んで食べるこのフード。実はK9ナチュラルに負けず劣らず、かなりの高額ドッグフードに分類されます。
特にベニソン(鹿のお肉)は貴重なお肉なので、1kgのパッケージで1万円を超えるという…しかしこのフード、高価なのもそのはず、たとえばベニソン(鹿肉)をメインに使用したパッケージでは犬が消化を得意とする良質なお肉や内臓類、魚、貝が製品の96%以上も含み、穀類は一切不使用で食物アレルギーにも対応。
本来肉食である彼らが狩りで得る食事に限りなく近いジャーキータイプであるのも特筆すべき点です。うちの嫁はつい最近までジャーキータイプだったので、ずっとおやつと勘違いしておりました☺もりたさんちのマルチーズはジウイの輸入代理店であるトランペッツ社と正式に契約している正規取り扱い店です
■iti(イティ)
こちらはスリーイレブンが輸入代理店を務めるイティ・トリーツです。こちらもエアドライが特徴のジャーキータイプになっており、もりたさんちのマルチーズでは主におやつに使用しています。躾やトレーニングにも最適です。
(左上)イティトリーツ ラムジャーキー 皮膚・被毛ケア
(中上)イティトリーツ ビーフジャーキー 股関節ケア
(右上)イティトリーツ 凝縮カットビーフ 腸内ケア
(左下)イティトリーツ 凝縮カットチキン 口腔ケア
(中下)イティトリーツ 凝縮カットラム 肝機能ケア
(右下)イティトリーツ 凝縮カットベニソン エイジングケア
もりたさんちのマルチーズはイティの輸入代理店であるトライバル社と正式に契約している正規取り扱い店です😌
■Haere Mai・ZEAL…etc(ハレマエ・ジール)
こちらもnewzealandの間の文字を取ったニュージーランド産のトリーツですね。こちらも定期的におやつとして与えています。
もりたさんちのマルチーズはハレマエを扱うレッドハート社、およびZEALを扱うイトウアンドカンパニーと正式に契約している正規取り扱い店です😲
フード選びって難しいよね。
皆さんはドッグフードの予算ってどれくらいですか?もりたさんちのマルチーズではあまり、予算では考えてなくて、成分だったり、もちろん評判だったり、トレーナーの評価だったり、フードの会社の取り組み姿勢だったり…
実は成分表は大事なのですが、そもそもその成分を正確に記載しているかについても信用できるかどうか確認する必要はあると考えています。
あくまで盲目的にならないように
単にニュージーランド産が良い!と盲目的にならないように、きちんと成分やトレーナーの意見なども聞きながら、フード選びをしています。
最後に、
皆さん、実際に世間一般のブリーダーおよび犬舎では、どんな価格帯のドッグフードが相場で使われているかご存知ですか?それはなんと無料です!無料!?と聞いてビックリですか😲
多くの犬舎およびブリーダーでは、ドッグフード会社の囲い込みで無料でフードが提供されます。当然無料なので見返りを求められます。その会社の扱うフードを飼い主さまたちにも薦めてねということです。いわゆる忖度せざる負えない状況になるのです。
もりたさんちのマルチーズは取り扱いができるよう代理店契約を結んではおりますが、この記事でお薦めしてきたドッグフードが他店でより安く手に入るのであれば、そちらで手に入れてもらっても全く無問題、むしろ紹介して欲しいくらいです(笑)
あくまでわたしたちブリーダーがこだわりをもってマルチーズに与えているフードを飼い主さまにもお勧めするのみです。ではブログの最後を締めくくるため大事な動画をご紹介します。
(動画は開始3分から再生されます)石原氏「一部のこだわりのあるブリーダーさんで、うちは子犬にK9やアカナをあげてるから、これを食べ続けさせてくださいっていう、こだわりのあるブリーダーさんいますけども、これ、本当に一部ですからね」
もりたさんちのマルチーズは、このドッグダイアモンドの石原弘之氏がいう、本当に一部のこだわりのあるブリーダーであり続けます。