サービス改定のお知らせ

サービス改定のお知らせ

梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。もりたさんちのマルチーズです。京都は今年も変わらずの高温多湿、不快指数がMAX状態のジメジメが続いています。この時期は除湿器がフル稼働、そして毎朝、除湿器のタンクに溜まった水を捨てるのが日課になっています。

気が付けばもう7月となりました。歳を重ねるたびに月日が経つのが早く感じられます。子供の頃はあんなにゆっくり時間が流れていたのに不思議なものです。調べたところ、これは『ジャネーの法則』というものだそうです。この法則は「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」というもので、理解しやすく説明すると、歳を取るにつれて自分の人生における1年の比率が小さくなるため、体感として1年が短く、時間が早く過ぎてしまうと感じる、というものです。

〈ジャネーの法則〉は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書において紹介された法則。「主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く感じられる」という現象を、心理学的に説明したものです。

2018年11月10日、日本気象協会 tenki.jp【公式】「大人になると、どうして早く時間が過ぎたように感じるの?」より

そう、そして人間以上に時間の流れが早いのが犬の時間です。ご存じだと思いますが、犬は人間の5~6倍のスピードで年を取るといわれています。家族同然のマルチーズたち、一緒に過ごせる時間は有限であり、あっという間に過ぎ去ってしまいます。彼ら彼女らと過ごす特別な時間を大切にしたいですね。

最近のお問い合わせ状況

最近は、当犬舎のマルチーズに関するお問い合わせ以外に、ニュージーランド産ドッグフードに関する問い合わせも多くなってきました。当犬舎はK9ナチュラル・KiaOra・ZIWIの正規の販売代理店です。もしこれらのプレミアムフードにご興味などありましたら、何なりとお申し付けくださいませ。

最近のもりたさんちのマルチーズ

現在、犬舎はエアコンがフル稼働です。万が一にもエアコンの調子が悪かったり、故障したりすれば、我が家のマルチーズが大変危険な状況に陥ってしまいます。そのため、日に何度も犬舎の様子を確認したり、リビングで家族と過ごしたりと、気温や湿度に気を使いながら生活をしています。また、夏本番を迎えるにあたり我が家のマルチーズたちも、全員サマーカットにしました。ハチコウ製のトリミングテーブルとスピーディクのバリカンが大活躍です。いまは皆、快適で涼しそうです。

6月11日、そして翌日の12日、アンナが出産した女の子と男の子を、新しいご家族となる飼い主さまがお迎えに来られました。私たちもりたさんちのマルチーズも不手際がないよう、お引き渡し予定日の1か月以上も前から、何度も手続きや書類の確認など行い、準備をさせていただきました。

お引き渡し当日は、契約上必要な書類「生体売買契約書」「生体保障制度約款」「現物引き渡し確認書」「ワクチン接種証明書」「遺伝性疾患検査結果証」「マイクロチップ装着証明書」などをお渡ししました。どの書類も飼い主さまが、お引き渡し後に困ったり、あるいは迷ったりすることがないよう、丁寧にご説明させていただきました。また飼い主さまが、この契約で不利益を被らないよう、各書類に記載する文言にも細心の注意を払いました。

出産から3か月、毎日のように一緒に過ごした子犬たちが巣立って行ったのは寂しいかぎりですが、新しい家族である飼い主さまがきっとこの子犬たちを幸せにしてくれると思います。いやむしろ、逆にこの子犬たちが、飼い主さまを幸せにするのかもしれません。それが世界最古の愛玩犬、マルチーズのお仕事ですから。

サービスを改定します

ブログのタイトルにもありますが、この度、サービスを改定する運びとなりました。サービス改定と聞くと、どうしてもサービス品質の低下や価格等の値上げなど、あまり良いイメージがありませんが、ご安心ください、今回はちょっとそれとは違います。改定項目は2点になります。

①ご契約時の特典
②生体保障制度

紛らわしい「実質値上げ」みたいなことはやりません

昨今の物価上昇に伴い、弁当の底上げや、ポテトチップスの減量など、あくまで価格は据え置かれるものの、内容量を減らすことで実質値上げ、そんな状況が続いています。

値上げの方法もどんどん巧妙になっていて、明治ヨーグルト飲料の実質値上げが「マジック」と話題になりました。明治ヨーグルトは内容量の表記を112ml→112gと、ミリリットル表記からグラム表記へと変更したわけですが、表記変更で実質の内容量が5%減となるそうです。悪知恵が働くというか、まるで詐欺のようなやり口に、正直なところメーカーに対する印象が非常に悪くなりました。

いつも本当に思うのですが、なぜ素直に値上げしないのかと思います。なぜこのような姑息な真似をするのだろうかと。少し腹立たしくもあります。そんな消費者の立場でもあるもりたさんちのマルチーズでは当然ながら、あくまで単純明快に、値上げが必要な時期が来れば、きちんと説明して値上げをする。その価値に見合った仕事をする。これで勝負したいと思います。

①ご契約時の特典

ご契約時にニュージーランド産のプレミアムフードをK9ナチュラル・KiaOra・ZIWIの3種類から、ひとつ選んでいただき、プレゼントするとしておりましたが、今日以降から、3種類すべてお渡しする事にしました。

なぜ突然3種類すべてお渡しすることにしたかというと、きっかけとして大きいのは6月に当犬舎から巣立っていったアンナの子たちと、新しいご家族となられた飼い主さまの存在です。アンナの子たちをお迎えいただいた飼い主さま、数多ある犬舎から、もりたさんちのマルチーズを選んでいただき、そして予約からお引き渡しまで、数か月に渡りお待ちいただき本当にありがとうございました。そんな感謝の気持ちを、今後、もう少し形にできないだろうかという思いと、少しでも当犬舎を巣立つ子犬や、新しい飼い主さまに喜んでもらいたい、そんな気持ちからサービスを拡充するに至りました。

このサービス拡充をもって、今後は当犬舎を巣立つ子犬たちの門出をお祝いしたいと思います。

フリーズドライ、ドライ、エアドライと三種三様に、生産する方法や含まれている栄養素、1日に与える量など、それぞれに違いますが、ニュージーランド産のプレミアムフードを3種類すべて試して頂いて、今後の素晴らしいマルチーズ・ライフに役立てていただければと思います。

微力ではありますが、当犬舎のマルチーズをご家族にお迎えいただいた、飼い主さま限定のサービスとして、会員制のオンラインショップをご用意させていただきました。こちらのオンラインショップをご利用いただければ、当犬舎でも実際に与えているニュージーランド産のプレミアムフードを特別価格でご提供しております。どうぞよろしくお願いします。

②生体保障制度

当犬舎は今まで通常1年間、仮契約をしていただいたお客さまに対しては3年間の生体保障をさせていただいておりました。しかし、今回よく考えた結果、予約・仮予約関係なしに、どのタイミングでご契約いただいても3年間の生体保障をさせていただく事にしました。

保障内容も2年目は生体金額の半額、3年目はさらに半額(4分の1)とさせていただいておりましたが、3年間は生体金額を全額保障させていただく事にしました(みんなのブリーダーでは生体の保障期間は、お引き渡しから1か月です)。これで事実上、全国のペットショップ、ブリーダーの生体保障を凌駕する内容になりました。

生体保障の闇

この生体保障制度ですが、業界を調べていくと、この生体保障制度自体が、大手ペットショップには非常に旨味のある、大きな利益を見込めるサービスであり、この業界の闇をより深くしていると感じました。

ここでひとつ大手ペットショップの生命保障制度について記載のあった「知っておいて頂きたいこと」を引用させていただきます。

ワンちゃん・ネコちゃんを家族の一員として迎える際には、さまざまなトラブルが付きものと言われます。病気の感染がお求めになる前か、それともお求めになったあとか?ときには、その判断が難しい場合もあります。
潜伏している感染症の発見はほぼ不可能なため、Coo&RIKUでは入舎したワンちゃん・ネコちゃんに可能な限り駆虫・ワクチン接種などを実施し、健康管理に努めております。しかし、これは個体差により万全なものではおりません。そのため、弊社では万が一の場合に備える生命保障制度のご加入をおすすめしております。

生命保障制度 | ペットショップCoo&RIKU「Coo&RIKUがご提案する生命保障制度とは?知っておいて頂きたいこと」より

気になった点は「潜伏している感染症の発見はほぼ不可能なため」という点です。この大手ペットショップの拝金主義的なサービス手法や、繁殖の背景を考えたとき、たしかに、感染症の発見はほぼ不可能だろうと思いました。そして、この大手ペットショップの裏事情が垣間見えた気がしました。

「病気の感染がお求めになる前か、それともお求めになったあとか?」論争

ウキウキ・ワクワクで家族として子犬を迎えたあとに感染症にかかるリスクってどんな状況を思い描いたらそうなるのでしょうか。どちらかというと「お求めになる前」のリスクの方が大きいのではないでしょうか。

展示販売するために、あれだけたくさんの犬や猫の種類を取り揃えるわけです、自社で繁殖させているわけがありません。展示販売するための犬や猫は、自治体から許可が下りないような劣悪な環境で犬舎を運営しているブリーダーから格安で仕入れたり、あるいはペットオークションで仕入れてくるはずです。「仕入れ値はさておき、質の良い犬を」ではなく「仕入れ値が安くて、可能であれば質の良い犬を」です。そこに犬に対する愛はありません、あるのは自分に課されたノルマと会社に必要な利益です。

劣悪な環境で繁殖された犬や猫が、仕入れる前に感染症にかかっている可能性があると考えるほうが至極当然でしょう。

またその感染症がペットショップ内の他の犬や猫に広がっている可能性もある。さらにそういった状況を改善しようとせず、感染時に早期に発見するための検査も行ってないというのであれば、冒頭の「潜伏している感染症の発見はほぼ不可能なため」は納得できます。矛盾しません。この大手ペットショップから子犬を家族として迎える場合は、生体保障に加入したほうが良いかもしれません。

そもそも論として、徹底した管理を行い、自分たちの責任で繁殖させていて、きちんと1頭1頭、大切に管理していれば、簡単に感染症になんてかかるはずもありません。

高額な生体保障

この大手ペットショップの生体保障制度の内容をホームページで確認しました(生命保障制度 | ペットショップCoo&RIKU)。1か月の生体保障で、生体代金の10%を支払う必要があり、もりたさんちのマルチーズの生体保障制度と同期間の3年だと、なんと生体代金の30%を追加で支払う必要があります。

そして実に巧妙に、生体金額を半額として一見安くみせかけ、生体保障も含めた「安心パック」の追加や、5年間のドッグード定期配送の契約などで、最初に支払う金額は抑えられても、最終的なトータル金額は非常に高額になります。これは闇です。人の弱みに付け込んだサービスとも言えます。

飼い主さんの誠実さと無知を利用したビジネスかと【ドッグフード】(犬のトリミングチャンネルDOGDIAMONDから)

販売を加速をさせる仕組み

無知な店舗のアルバイト・スタッフにオプション加入を勧めさせて、加入が決まるとその何パーセントかをスタッフにインセンティブとして支払うことになっているのかもしれません。もしそうであればスタッフも躍起になってオプション加入を勧めてくると思います。

一種の保険を販売するようなイメージでしょうか、しかし保険は保険業法を司る財務省が管轄しており、無茶な保険内容や勧誘はできない仕組みになっています。果たしてこの生体保障サービスを縛る法律はあるのでしょうか。

ひたすらに死ぬかもと、不安を煽って自分はインセンティブ、会社は利益と。そもそも生体保障をオプションにして儲ける仕組みがナンセンスだと思いませんか。

もりたさんちのマルチーズの生体保障制度は有料でもオプションでもありません。当犬舎から巣立つすべてのマルチーズを対象に保障させていただきます。当犬舎は生体保障をオプションにして利益を得るという考えも、ポリシーも持ち合わせておりません。そもそも当犬舎でお引き渡ししたマルチーズが死ぬかもしれないなんて考えたくもありません。

ただし、この生体保障はあくまで、保障です。

何度か過去のブログで説明させていただいておりますが、よくある「代わりのマルチーズをお引き渡しする」という対応は当犬舎では行っておりません。これも説明済みですが、代わりの子犬で飼い主さまの深い悲しみは癒せないと思うからです。

もりたさんちのマルチーズの生体保障は、あくまであってはならない死亡を対象としておりますが、想定しているのは故意や過失のない事故および、突然死のようなことを想定しています。3年といっても、なかには想定外の疾患などもありますので、そちらに関しては当犬舎で扱っているアニコム損保のペット保険でカバーをして欲しいと思います。

どうか当犬舎の特別なマルチーズを大事にしてやって下さいませ。

今後の予定

次回の出産はケイツを予定しております。夏の出産を予定しておりましたが、ケイツの体調が思わしくありませんので、今回は見送る事となりました。母犬の体調を一番に考えた処置ですので、どうかご理解いただけますようお願い申し上げます。

ケイツはアンナ同様に、涙やけがほとんどありません。しかし性格は寂しがり屋で冷静なアンナとは対照的で、お転婆という表現が非常に合う、元気いっぱいの女の子です。どうぞご期待ください。

今回はこんなところで

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よいご縁がありますように。