もりたさんちのマルチーズのこだわり – 食事 –【前編】
まだまだ寒い毎日がつづきますが、皆さまお変わりありませんか。もりたさんちのマルチーズです。暖かくなるまでもうあと少しといったところですね。
最近のお問い合わせ状況
少しずつですが、もりたさんちのマルチーズの、LINEのお友達登録をしていただけるがお客さまが、増えてきました。本当にありがとうございます。
LINEは現在、案内画面など、ほとんど手が加えられておりません。そういった状況にもかかわらず、登録してくださるお客さまに対して本当に頭が上がりません、そして申し訳ございません。今後、ブログ更新が落ち着いてきましたらLINEやInstagramなど、SNSにも少しずつ手を加えていきたいと思います。
気長にお待ちいただければと思います。応援よろしくお願いします。
最近のもりたさんちのマルチーズ
最近の犬舎の様子をお知らせしたいと思います。相変わらず皆、元気にしています。
アンナ(女の子)
アンナは少しずつお腹が大きくなっている…気がします(笑)少し前まで食欲がなく、よくご飯を残していたのですが、最近は食べるようになってきました(ひと安心)。
ケイツ(女の子)
ケイツは相変わらずの食いしん坊です。ご飯はあればあるだけ食べてしまいます。挙句の果てにアンナのご飯まで食べようとするので、体重管理がなかなか大変です。
ケイツの特徴は元気いっぱいのおてんば娘といったところでしょうか。とはいえ冷静な一面も持ち合わせているため、滅多に吠えません。ピョンピョン軽快にジャンプするところを見ると、前世は白うさぎだったのかな(笑)マルチーズに有りがちな涙やけもほとんどなく、血統も良く本当に素晴らしいマルチーズだと思います。
アンディ(男の子)
アンディは生後6か月ほどの男の子、もりたさんちのマルチーズに迎え入れてまだ3か月ほど、やっぱりまだまだ子供です。目が離せないので、いつもリビングで家族と一緒に生活するようにしています。男の子はやっぱりやんちゃですね。フードボウルをおもちゃ代わりにガブガブ噛むのですが、いつ見てもフードボウルがひっくり返っています(笑)
食事へのこだわり【前編】
今回のメインテーマは食事、つまりドッグフードです。もりたさんちのマルチーズが犬舎で実際に使用しているニュージーランド産のドッグフードをテーマにしました。
ニュージーランド?どこの国?
首都:ウェリントン
最大都市:オークランド
面積:約27万キロ㎡
人口:約500万人
公用語:英語・マオリ語
通貨:ニュージーランド・ドル
Wikipedia「ニュージーランド」より
日本との距離
難しい栄養素の話は扱いません
今回の記事では、栄養素など専門的な内容は扱わないようにしたいと思います。理由は、初っ端から栄養素の話までしてしまうと、かなりの長文になりますので、途中で読むことが煩わしくなってくると思うためです。
ドッグフードの話は、犬と一緒に生活する人たちの共通の関心事であり、もりたさんちのマルチーズにおいては犬舎の運営にあたり、かなりのウエイトを置いて、こだわっている分野です。語りだすといくらでも脱線してしまうので、この記事では、できるだけ簡潔にもりたさんちのマルチーズのドッグフードに対するこだわりをご紹介できればと思います。
この記事は「前編」「後編」「番外編」の3部構成でお届けする予定にしています。この記事をすべて読み終える頃には、一般的なブリーダーが、お客さまに一番知られたくない闇の部分である、犬舎の運営において一番コストがかかる犬たちの食事について、もりたさんちのマルチーズが特別な取り組みをしている、日本でも数少ない犬舎のひとつであると理解していただけると思います。
また、もりたさんちのマルチーズでは愛情たっぷりの手作り食もお薦めしています。しかし、必要な栄養素の管理が難しいと思われるのであれば、基本的にはマルチーズのことを考えたドッグフードを利用し、料理をする時間が取れそうな場合に、手作りの食事を与える方法でも良いと思います。
なぜニュージーランド産なのか?
もりたさんちのマルチーズは基本的にニュージーランド産のプレミアム・ドッグフードを使用しており、飼い主さまにも自信をもってお薦めしています。
全世帯の約30%が1頭以上の犬を飼っている
全世帯の約30%が1頭以上の犬を飼っているニュージーランド、食肉の輸出が始まった約150年前から現在まで、 BSEや口蹄疫などの家畜の疫病を一度も発生させておらず、ドッグフードに病死や衰弱した家畜・家禽、ヒヅメや尻尾、鼻などの廃棄部分も使用していません。また国民の動物保護の意識が高く、無責任な飼い方をすると罰金や懲役などの刑罰が科される厳しい国です。
このようにニュージーランドという国が持つコンパニオンアニマル(コンパニオンアニマルとは?ペットとは違うの?考え方や歴史について | わんちゃんホンポ)に対する意識は特筆するものがあります。一方、日本では国産と謳いながらも実は原材料は外国から輸入して生産だけ国内でやっているケースなど、その意識の違いに大きな隔たりがあるのが実情です。
もりたさんちのマルチーズが推すドッグフードとは
もりたさんちのマルチーズでは、高価なニュージーランド産のプレミアム・ドッグフード惜し気もなく与えます。それは私たちのポリシーだから。犬舎のマルチーズたちは大事なパートナーだから。
そして何よりも大事なのは、ニュージーランド産のプレミアム・ドッグフードを当犬舎のマルチーズたちが美味しそうに、幸せそうに食べるという事実。特定のドッグフードをお客さま、飼い主さまにお薦めしてキックバックを得るなど、そのような不純なポリシーは持ち合わせていません。
一般的なブリーダーが推すドッグフードとは
一般的にブリーダーに子犬を譲ってもらうと、ある程度の確率でそのブリーダーが推す大手のドッグフードを薦められます。
例えば大手のロイヤルカナンはブリーダーと契約を交わし、ブリーダーが子犬を譲る際にブリーダー自身に営業(勧誘)をさせて、飼い主さまにお客様登録(プログラム参加)をさせて囲い込みをします。
お客さまもなんとなく断りずらいのか、そういう空気をブリーダーが利用しているのか、なんとなく言われるがままに登録するのですね(経験者は語る)。
その後、ブリーダーの案内した方法でドッグフードを購入すると、購入のたび、ブリーダーにロイヤルカナンから報酬が支払われます。囲い込み自体が悪いというわけではありません。ブリーダーが本当に良いドッグフードだと思ってロイヤルカナンを薦めているのであれば、代理で販売活動をしているわけですから、報酬はある意味当然のことだと思います。
問題があると感じる部分は他にあるのです。
問題があると感じる部分
犬舎がお薦めするドッグフードを実際には使用してない
「お客さまに薦めておいて、自分たちはまったく使用してない」これはよくないと思います。ブリーダーが良いと思っていないものを、利益のためにお客さまに薦めているのですから。
私はその昔、横浜のあるブリーダーのIさんにロイヤルカナンを強く薦められ、仕方なくお客様登録(プログラム参加)をしたことがあります。しかし、実はそのIさんは自分の犬にはロイヤルカナンを与えておらず、そのことを指摘したところ、業界のしがらみなのか、古いしきたりなのか、Iさんが所属するファミリーのトップブリーダーからの指示で、仕方なく薦めていると言い訳をしていました(闇深)。それを機に、ドッグフード自体もそうですが販売手法に疑問を持ったため、私はすぐに解約を決意しました。
なかなか解約できない
解約する際も電話はたらい回しでした。さすがに3回目に「違う電話番号にかけ直して欲しい」と言われた時は、担当したオペレーターに苦言を呈したことを覚えています。大手になるとどこもこのような感じなのでしょうか。あの一件があってから、ロイヤルカナンが大嫌いになりました(ロイヤルカナンのサービス健全性については、機会があれば調査しようと思っています)。
インターネットが推すドッグフードとは
「モグワン」や「FINEPET’Sドッグフード 極」など、インターネットでドッグフードを検索すると必ず上位に表示されるドッグフードが多数あります。どのWEBサイトも嘘のように褒めちぎっており、異様な雰囲気です。もりたさんちのマルチーズは、このようなアフェリエイト(成功報酬型広告)を利用した販売手法で紹介されるドッグフードにも、問題があると感じています。当然ながら、私たち、もりたさんちのマルチーズに関わるお客さま、飼い主さまには絶対に薦めません。
「A8.net」をご存じですか?
A8ネットというサービスは、商品を売って欲しい人(依頼者)と、代理で商品を売ってくれる人を繋ぐ、いわゆるマッチングサイトのようなサービスです。商品が売れると、売れた分の報酬を依頼者が支払うという仕組みです。
問題があると感じる部分
本当にそのフードを利用した経験があるのか不明
アフェリエイトを利用して販売しているドッグフード・メーカーは「とりあえず誰でもよいので、宣伝して売ってくれれば報酬を出します」という姿勢です。
もりたさんちのマルチーズで扱っている数種類のニュージーランド産のドッグフード・メーカーは、ドッグフードを取り扱うために必要な契約、つまり正規代理店になるための事前審査が設けられています。
主な審査内容は「本当にそのドッグフードを取り扱うに相応しいか?」「実店舗を持っており地域に根差して活動しているか?」「第一種動物取扱業の資格を持っているか?」「定期的な勉強会に参加できるか?」などを調査します。ハードルを設けることで「本当に犬たちのことを考えてドッグフードをお客さまに薦めているか?」という販売者側の姿勢を担保しています。
アフェリエイトで販売されているドッグフード
私も調査のためにA8ネットに登録してみました。すると出てくる出てくる、ドッグフード。なんとその数50種類以上。たしかにインターネットで販売すれば、実店舗を持たなくてよいので家賃やそこで働く人件費は抑えられます。非常に効率的です。ではその抑えられた費用をドッグフードの価格や品質に反映できるかといえば、そういったことは一切なく、ひとつでも多く代理で販売してもらうため、アフェリエイターへ支払われる、より高額な成果報酬という形で姿を変えていきます。
たしかに報酬が大きければ大きいほどアフェリエイターにとってはやる気に繋がります。しかし、同時にそれは、販売するドッグフードを自分の犬に(もしかしたら犬さえ飼ったことがないかもしれない)与えてみたこともなければ、そもそもドッグフードに興味も知識もなく、只々報酬欲しさに「あることないことを書き始める」という副作用をもたらすのです。
このアフェリエイトを利用したドッグフード販売に関しては、調べれば調べるほど、その販売手法に否定的な立場をとっている人が多数いることがわかります。それはサロンのオーナーであったり、ドッグトレーナーであったりします。そして、もりたさんちのマルチーズも同じく否定的な立場を取っています。
別記事で特集を
キーワード「おすすめ」「ドッグフード」と検索して特定のドッグフードが常に上位に来ることに違和感を感じませんか?これは決して、良質なものや売れているもの、支持されているものが上位に表示されているわけではありません。
広告費のかけ方の違いがランキングになって表れているだけです。報酬が大きいドッグフードほどアフェリエイターたちは必死で褒めちぎってみたり、奇をてらってけなしてみたり、獣医師監修と謳ってみたり、あの手この手で購入ボタンのクリックを誘います。このテーマはまた別にやりましょう。
前編を終えて
ドッグフードをテーマにすると、この尺ではまったく足りません。記事を書いていて、全然終わらないと感じました。結局、週末丸一日使っても記事がまとまりませんでした。
後編では、じゃあもりたさんちのマルチーズはどんなドッグフードを食べさせているの?をテーマに、具体的なドッグフード名も紹介しながらお話しします。お付き合いありがとうございました。
今回はこんなところで
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よいご縁がありますように。