巣立つ命、誕生する命。

    海外渡航者で賑わう京都の街も、真紅に色づいたポインセチアが彩りを添え、冬の訪れを感じる季節となりました。イルミネーションがきらめき、街全体が一層華やかな雰囲気に包まれています。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。もりたさんちのマルチーズです。

    この時期、街中がクリスマスムード一色になります。実を言うと、独身時代の私は、クリスマスが少し憂鬱な時期でもありました。特に、周囲が賑やかに盛り上がる中、一緒に過ごす相手がいないと、街の雰囲気が変わるのを感じるたびに少し切なくなったものです。

    しかし、時は過ぎ、今では2人の子どもの親に。クリスマスが近づくと、気になるのはプレゼントです。今年は何をあげたら喜ぶだろうか、あれがいいかな、これがいいかなと頭を悩ませる日々ですが、このような悩みを持てること自体が、実はとても幸せなことなのだと感じています。

    気づけば、今年もあと3週間ほどとなりました。1年があっという間に過ぎ去り、「あれもやりたかった」「これもやり残している」と思うことばかりで、少し嫌気が差すこともあります。でも、せめて年内にあと2回はブログを更新したいと思っています(その前に年賀状を作らないと!)。

    はじめに

    もりたさんちのマルチーズは、「千年の都」京都で、世界最古の愛玩犬として知られるマルチーズを専門に扱う犬舎を運営しています。紀元前から人々のそばに寄り添い、愛と幸せを届けてきたこのマルチーズこそ、世界に平和と調和をもたらす存在だと信じています。

    私たちは、「もりたさんちのマルチーズには、純血種としての本来のマルチーズが受け継がれている」と自信を持ってお約束します。その背景には、長年にわたる経験とマルチーズに対する深い愛情があります。一頭一頭が持つ無限の可能性を大切にしながら、彼らが人々に笑顔をもたらし、幸せな絆を築いていけるよう努めています。

    40年以上にわたり、300頭以上の命の誕生に立ち会った経験から、私たちは常にマルチーズの健康と幸せを最優先に考えてきました。その美しさと温かな性格で多くの飼い主さまに愛されてきたマルチーズ。その本来の魅力を守り、次の世代へと受け継ぐことは、私たちの大切な使命です。

    「ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。」

    この経営理念のもと、私たちはこれからも皆さまに喜んでいただけるよう、日々努力を重ねてまいります。

    最近のお問い合わせ状況

    お問い合わせ状況に特筆すべき点はございません。ご予約を心よりお待ちしております。

    最近のもりたさんちのマルチーズ

    最近、DIYに興味があります。というより、少しずつ勉強中です。

    DIYといえば、プラスドライバーやのこぎりを使ったり…はい、そんな感じのアレです(笑)。

    実は、犬舎を改造しようと考えていまして、まずは第一弾として犬舎の畳を全部剥がしてフローリング化する計画を立てています。できるだけコストを抑えようと調べてみたのですが、一部屋分を畳からフローリングにするだけでも、最低10万円以上の予算が必要だと分かりました。

    「う~ん、高い!」と、正直思いました。ちょっとその金額は厳しいなと感じましたが、そこで考えました。同じ10万円を払うなら、自分でやれば経験値も積めるし、なにより道具が手元に残る。それに、一番お金がかかるのは「人のコスト」。業者に頼むにしても、ブリーダーに頼むにしても、そこが費用の大部分を占めることが分かります。ならば、自分でやろう!と決心しました。

    そして、フローリング化の経験を活かして、次のステップとして産箱も自分でDIYしちゃおうというのが私の計画です。

    巣立つ命、誕生する命。

    ご存じの通り、9月9日にアンナがアンディとの間に4頭の子犬を出産しました。そして11月17日には、長男のアル君が東京の木内さま、次男のマロン君が徳島県の江口さまに、それぞれ新しいご家族としてお迎えいただきました。

    今回は前回の記事に引き続き、残りの2頭のお迎えが完了いたしましたので、その様子をお伝えしたいと思います。

    11月30日、次女のララちゃんが長野県の平林さまにお迎えいただきました。そして翌日、12月1日には長女のちゃろちゃんが石川県の尾田さまのもとへ旅立ちました。新しいご家族に温かく迎えられ、私たちも心から安心し、幸せな気持ちになりました。

    私たちはこの日を目標に、毎日子犬たちのお世話に全力を注いできました。新しい環境で、ララちゃんもちゃろちゃんも、これからたくさんの愛情を受けながら成長してくれることを願っております。

    平林さま、尾田さま、どうぞアンナ(母犬)とアンディ(父犬)の次女と長女を末永くよろしくお願いいたします。

    お引き渡し当日の出来事

    平林さま(長野県)

    お引き渡し当日、平林さまは長野県から遥々お越しいただきました。遠方からのご来訪、誠にありがとうございました。実は、私たちのほうから長野県まで伺うことも検討しておりましたが、最終的にご姉妹で京都までお越しいただけることになり、大変助かりました。

    当日は、13時にJR山科駅前にて車でお迎えいたしました。この日はお帰りの新幹線の時間が決まっており、限られたスケジュールの中でのご説明となりましたが、平林さまのご協力のおかげでスムーズに進めることができました。

    平林さまには以前、一緒に生活をされていたマルチーズがいらっしゃり、当初、今回の新たなマルチーズのお迎えについて悩まれていたご様子でした。直接お電話でお話させていただいた際、「ぜひ、うちの次女をお迎えください」と強くお伝えしたことを思い出します。平林さまの背中をそっと押すお手伝いができたことで、今回の素晴らしいご縁に繋がったと思うと、心から嬉しく思います。

    また、平林さまの優しさに触れる出来事がございました。次女をお迎えいただいた後、1頭で残る長女のために、おもちゃを2点もご用意くださっていました。このお気遣いには感謝の気持ちでいっぱいです。翌日、長女をお迎えにいらした尾田さまご家族も「平林さまにぜひお礼をお伝えください」と、大変感謝されていました。この場をお借りして、改めて御礼申し上げます。

    平林さま、この度はわざわざ京都まで足を延ばしていただき、誠にありがとうございました。

    ■保険の説明について

    今回、新たな挑戦として保険の説明を私自身が担当いたしました。これまでは、お迎え前にペット保険への加入意思を確認し、当日に保険会社の担当者に現地で直接ご説明いただいておりました。しかし、今回は担当者のご都合がつかず、電話でのサポート対応となりました。

    そこで、17日に担当者が直接お客様に説明した内容を録音し、この一週間、繰り返し聞きながら準備を進めました。至らない点もあったかもしれませんが、無事に説明を終えることができ、大きな一歩になったと感じております。改めて、自分たちが薦める保険については、自分たちでしっかり勉強し、自信を持って説明できるようにしなければならないと痛感しました。

    帰りは京都駅八条口ロータリーまでお送りし、その後、無事にご帰宅されたとのご連絡をいただき、大変安心いたしました。平林さまの新しい家族として迎えられた次女が、これからも元気に成長し、素敵な時間を共に過ごされることを心より願っております。

    尾田さま(石川県)

    翌日には、石川県から尾田さまご一家が長女のちゃろちゃんをお迎えにいらっしゃいました。

    前回、徳島県から次男のマロン君をお迎えに来られた江口さまの際には、駐車スペースの問題でご迷惑をおかけしてしまいました。自宅前の私道に一時的に駐車していただく形を取らざるを得ず、最終的にご不便をおかけしたことを反省し、今回はどこに停めていただくのが最適か、ギリギリまで悩んでおりました。(江口さま、あの日は改めて申し訳ありませんでした。)

    今回、妻と子どもが用事で出かけていたため、自宅の駐車場は空いていたのですが、当駐車場は「掘り込み式ガレージ」となっており、高さ制限が160cm以下という厳しい条件があります。そのため、セダン系の車以外は駐車が難しい状況です。最近の軽自動車でもスライドドアが採用された大きめの車種が多いため、停められない場合が多いのです。

    しかし、尾田さまが乗っていらっしゃったのはスポーツワゴンタイプの車で、頑張ればギリギリ入れそうなサイズ感。とはいえ、もしぶつけてしまったら責任も取れないし…と、不安が頭をよぎりました。しかし、尾田さまは大変運転がお上手で、驚くほどスムーズに駐車していただけました。そのお姿を見て、ひと安心したのを覚えています。

    お引き渡し自体は、とてもスムーズに進みました。尾田さまはマルチーズを飼うのが初めてということで、いくつか不安に思われているご様子でしたので、こちらからいくつかアドバイスをお伝えしました。一緒にお越しいただいたお子さまご姉妹も、長女ちゃろちゃんの可愛さにすっかり心を奪われている様子で、その微笑ましい姿に私たちも心が温かくなりました。

    また、最後には保険の説明と加入手続きを行いました。今回もスムーズに進み、尾田さまにもご納得いただけたようで安心しました。そして、前日に次女ララちゃんをお迎えいただいた平林さまから頂戴したおもちゃをお渡しし、その経緯を説明させていただきました。

    平林さまの温かなお心遣いに、尾田さまも大変感動されており、「ぜひ平林さまへ感謝の気持ちをお伝えください」とのお言葉をいただきました。こうして新たなご家族を迎える皆さまが、マルチーズを通じて心温まる繋がりを感じてくださることは、私たちにとっても何より嬉しいことです。

    振り返って

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    ケイツが無事に出産いたしました。

    報告が遅れてしまいましたが、11月30日14時ごろ、当犬舎のケイツがアンディとの間に3頭の子犬(長女、長男、次女)を出産いたしました。

    実は今回、平林さまがアンナの次女をお迎えいただいている最中に出産が始まったのです。その場にいらっしゃった方は、おそらくお気づきになられたかもしれません。

    その日、私が平林さまに次女のご説明をしようと、用意していたお茶を取りに冷蔵庫へ向かったところ、応接間の出口で待っていた息子が一言。

    「ケイちゃん、生まれたよ」

    「えええええええええええ!」

    本当に驚きました。急いで確認すると、妻がすでに助産を進めており、2頭目の出産準備を整えているところでした。数日前から腰痛で苦しんでいた妻が、懸命に対応している姿を見て、心から「ありがとう」の気持ちが溢れました。

    しかしその場は妻に託し、私はまず自分の仕事を全うすべく、応接間での説明を引き続き行いました。平林さまを無事にJR京都駅まで送り届けた後、急いで犬舎に戻ると、ちょうど3頭目が産まれようとしているところでした。すぐに手を洗い、消毒をして、今から自分にできることを考え、行動しました。

    あれから数日が経過しましたが、3頭の子犬たちは元気いっぱいに成長しています。出産から翌々日の月曜日には、いつもお世話になっているかかりつけの動物病院で、子犬たちと母犬ケイツの健康診断を行いました。診断の結果、「問題ありません」とのお言葉をいただき、私たちも大きな安堵を覚えました。

    なお、今回の3頭につきましては、すでに新しいご家族が決まっております。これからの生育状況は、ブログや各種SNSを通じてお伝えしていきたいと考えておりますので、ぜひ温かく見守っていただければ幸いです。

    今後の予定

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    今回はこんなところで

    ブログは毎週末の更新を目標としております。記事の共有や拡散をしていただけると読む人が増えて励みになります!どうぞ応援よろしくお願いします!

    全世界がマルチーズで繋がりますように。