空白の2ヶ月間。小さな命の危機を乗り越えて、いま伝えたいこと

もりたさんちのマルチーズ、森田です。
ずいぶんとさぼっていたブログの更新ですが、noteの更新もできておらず、「いったい何をやっているんだ」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、いま私たちがブログを通じて発信したいこと、そして、私がこの数ヶ月何をしていたのかをお伝えできればと思います。
ブログを通じて伝えたいこと

現在、当犬舎はダウラが出産した子犬のご家族さまを募集しています。長男は早くから青森のご家族さまに迎えていただけることが決まっており、姉妹に関しても神奈川県のご家族さまにお迎えしていただくことが決まっておりました。
しかし、不幸は突然訪れました。
ある朝のこと、次女の体重を計測しようと体重計まで連れていったときのことです。「後ろ足で立ててない」のです。立たせようとすると前足で踏ん張るのですが、どうしても後ろ足に力が入りません。私はこの一瞬で、「この子は危ない」と悟りました。すぐに予定にはなかった午前中の受診を決めました。
最初の病院で伝えられたのは、「確かに体調が悪そうですね。整腸剤をお尻から入れるので、様子を見ましょう」という回答でした。獣医師が整腸剤を入れるための管を取りに行っている、ほんのわずかな時間のことです。妻が私にこう言いました。
「血液検査、してもらわんでいいの?」
そこで私もハッとし、「そうやな、いるな」と返しました。
戻ってきた獣医師に、「血液検査をしてもらえませんか?」と伝えたところ、「やりますか?」とどこか受動的な反応でした。それでもお願いし、血液検査をしていただくことになりました。約20分後、再度診察室に呼ばれ、最初に受けた説明は「かなり悪いです」という言葉でした。
電解質の異常に加え、重度の腎不全を起こしていたのです。次女はみるみるうちに元気がなくなり、いつのまにか前足どころか四肢で立つことすら困難になっていました。そして、そのまま緊急入院することになりました。
良くならない症状
数日間入院をしたのですが、食欲はまったくといっていいほどなく、ただでさえ小柄な次女がみるみるうちにやせ細っていくのが手に取るようにわかりました。私たちは本当に心配で、毎日毎日面会に訪れましたが、なぜか次女の容態は一向によくなりません。
「もしかして、その日が来るのかも……」
そんな最悪な事態を想定しては落ち込む日々が続きました。この期間は本当に他のことが手につかず、辛くて暗い毎日だったことを今でも鮮明に思い出します。
女性獣医師が見抜いた「小さな震え」
入院して最初の週末、かかりつけの動物病院が不在となるため転院を薦められました。そこで移ったのが、近くの医療センターでした。この時点でもすでに次女は弱りきっており、私たちは移動の時間さえも惜しいくらいでしたので、現在の動物病院から転院先の医療センターまでのルートを入念に調べ、所要時間なども考慮して緻密に計画を立てて行動しました。
転院先で担当してくださったのは、女性の獣医師でした。これまでの経緯を紹介状でしっかりとご理解いただいた上で、丁寧に対応してくださいました。その時、彼女が見逃さなかった症状がありました。それは、次女が小刻みに震えていることでした。獣医師はその震えを見逃さず、「現在出ている血液検査の異常値以外に、何か別の原因があってこの震えが出ているのではないか」と推測してくださったのです。
転院したその日の午後、再度面会に伺った際、獣医師の独断で行っていただいた追加検査によって、別の根本的な原因が判明したと伝えられました。それが「カルシウムの異常値」でした。
その際、獣医師からこう問いかけられました。
「どこまで治療をされますか?本当にとことんやる場合は、一日3〜5万円の治療費がかかります」
その時、すでに転院前の病院で7万円ほど支払っており、正直なところ一瞬の躊躇と心の葛藤がありました。しかし、その心の迷いは時間にしてわずか3秒くらいだったと思います。私は獣医師にこう答えました。
「お金は大丈夫です。命を救ってください」
ついに立ち上がった小さな身体
そこから、毎日午前と午後の2回、面会に訪れました。片道30分の道のりです。毎日2回の往復は決して楽ではありませんでしたが、ただただ「次女に生きてほしい」、その一心で過ごしていました。
適切な治療のおかげで、その日から少しずつ次女の症状は改善に向かいました。最初は前足で立てるようになり、最終的には四肢でしっかりと立てるようになりました。この時点で、最初の入院から約一週間程度が経過していました。そして、めでたく退院の日を迎えることができたのです。
お金は大丈夫と伝えていたものの、この日に支払った入院費用は40万円近くに膨れ上がっていました。
カテーテル給餌とつきっきりの看病
退院してもなお、予断を許さない状況は続きました。相変わらず食欲は戻らず、毎日、胃に通したカテーテルから流動食をシリンジで流し込むという食事のサポートを続けていました。次女は少しずつ体調がよくなっていきましたが、どんな些細な体調の変化も見逃さないよう、常に次女の近くで生活するようにしました。
そして、長女の優しいご縁をつなぐために

次女は本当に元気になりました。その小さな身体で、一心に生きようとしています。なかなか気も強く、兄妹にやられそうになると怒ったりもしており、そんな姿を今は微笑ましく見守っています。
そういった経緯もあり、当犬舎では現在、体格・健康面ともに申し分のない長女のご家族さまを募集しています。長女は本当に優しい子に育ちました。正確に言えば、本来長女が持っている優しさがそのまままっすぐ育つように、私たちがその優しさを伸ばしてきた、というのが正しい表現かもしれません。
というわけで、前回のブログ更新から2か月間、何をしていたかというと、「このダウラの子犬の命に関わることに付きっきりで追われていた」というのが本音のところになります。
ブログ以外にも、妻が更新しているInstagram、そして私が担当しているXやYouTubeなどがありますが、こうしたブログやnote、SNS等の更新よりも、私たちが最優先で重要視しているのが「実際のご家族さまとのやり取り」です。私たちを信頼してくださるご家族さまも、そういった誠実な対応を期待しているはずだと理解しています。
「ブログは更新されているのに、私のメッセージは放置されているな」なんて不安を抱かせることが絶対にないよう、常に注意を払っています。私たちの経営理念である
「ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。」
という思いは、今も昔もまったく変わっていません。
もし、当犬舎の長女にご興味がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。私たちブリーダーが手塩にかけて育てた大切な長女です。血統には多数のチャンピオン犬(CH犬)が在籍しており、申し分ありません。
体格もマルチーズとしてふさわしく、大きすぎず小さすぎない理想的なサイズです。健康面でも、すでに2回の健康診断を実施済みで元気そのものです。親犬の母乳の頃から、無添加肉類90%以上の最高の食事を続けており、これぞ純血のマルチーズといった素晴らしい装いを持っています。
また、当犬舎では80歳や90歳の方、あるいは単身のご高齢の方であっても、マルチーズとの生活を楽しみ、生きがいを得て、素晴らしい伴侶を迎えてほしいという思いから、「おかえりプログラム」という独自のサービスを展開しております。
このサービスは、もしご家族さまにご病気などの想定外の事柄が発生し、当犬舎のマルチーズとの生活が継続できなくなった場合、私たちが責任を持って再度マルチーズを犬舎に引き取るという、全国でも類を見ない取り組みです。
「マルチーズよりも自分が先にダメになるかもしれない……」
そんな不安を、私たちが払拭します。マルチーズとの生活は、人生の張りを取り戻し、お世話を通して認知症の予防にもつながります。ふれあいを通して生きる喜びを見出し、お世話のために足腰を動かすことが、健康寿命を少しでも伸ばすきっかけになるのです。
そして、そんなマルチーズとの素晴らしい生活を始めるにあたり、少しでもそのハードルを下げるための取り組みも行っております。その一つが「金利手数料ゼロの分割支払制度」です。
この分割支払制度は、第三者のローン会社等を利用したものではなく、当犬舎自身でご用意している独自の支払プランです。そのため、厳しい与信審査等はありません。基本的にはご本人確認書類をご提出いただき、直接お会いさせていただいた上で「問題なさそうだな」と判断させていただければ、「では分割でお支払いいただいて結構ですよ」となる、非常に簡単で安心な手続きとなっております。この取り組みはおそらく、全国のブリーダーの中でも当犬舎が初めてだと思います。
通常、ペットショップはリスクを負いたくないため、アプラスやオリコ、セディナといったショッピングローン会社経由での分割払いとなります。そのため、ローン会社の厳しい与信審査があり、かつお客様に手数料の負担が発生します。
また、ブリーダーからの直接お迎えの場合は「現金一括払いのみ」となっているのが業界の慣例・通例です。
しかし当犬舎は、各種クレジットカードやQRコード決済などはもちろんのこと、こうした独自の個別分割支払いにも対応している唯一のブリーダーとなっております。過去にも複数のご家族さまにご利用いただいている実績があり、ぜひご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
よい御縁がございますように。
