「さよーならまたいつか!」

    さよーならまたいつか

    どこから梅雨が巡り来るのか、知らず知らず大人になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。もりたさんちのマルチーズです。京都は梅雨入り間近となり、不安定な天気が続いています。今年の梅雨入りは、全国で大変遅れています。梅雨入りが遅れる分だけ梅雨明けも延びる可能性があります。梅雨明けが延びた場合、夏に近づくにつれて気温が上昇してしまうため、集中豪雨などの自然災害が起きやすくなるそうです。ご注意ください。

    ここ数年で豪雨予報や線状降水帯など、子供の頃にあまり馴染みがなかったような言葉を耳にすることが増えたように思います。昭和時代の安全意識をアップデートしなくてはいけません。平成~令和では環境が大きく変化していると、改めて理解しなくてはいけません。雨が降り続いた場合「今までは大丈夫だった」だけかもしれません。今後はどうなるかわからない、と予測したうえで、災害に遭った場合に備えハザードマップを確認するなど、きちんと準備をしておきたいですね。

    2024年1月1日に発生した能登半島地震と航空機衝突事故でも問題になりましたが、特に災害時は何彼につけて犬や猫の命というのは蔑ろ(ないがしろ)にされがちです。緊急時にパニック状態に陥るなか、大事な家族である愛犬を抱きかかえて避難することは非常に困難です。きちんとクレートで保管できるように準備してほしいと思います。当犬舎では、緊急を要した時のため、すべての犬を収容できるだけの数のクレートを用意しています。また、災害時にクレートで大人しく過ごすことができるような日々の訓練、所謂(いわゆる)クレートトレーニングもしておくことができればより安心だと思います。

    はじめに

    もりたさんちのマルチーズは「千年の都」と称えられる京都で、世界最古の愛玩犬として知られるマルチーズの専門犬舎を運営しています。私たちは「紀元前から人々に寄り添い、幸せを与え続けてきたマルチーズが世界を平和に導くことができる」と本気で信じています。

    私たちが皆さまに自信を持ってお約束できること、それは「もりたさんちのマルチーズには純血種同士の本物のマルチーズしかいない」ということ。世界中の人々を我が家のマルチーズで幸せにしていきます。

    ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。

    を忘れることなく、邁進してまいります。

    最近のお問い合わせ状況

    先日、奈良県で犬舎を運営されているブリーダーの方から、電話で直接お問い合わせがありました。ありがたいことに当犬舎のブログを読んでくださったようです。お問い合わせの内容は、もりたさんちのマルチーズでブリーダー向けにマルチーズは譲ってはくれないのか、というものでした。申し訳ないのですが丁重にお断りしました。

    その方の話し方や声質から年配の女性であると推測できました。その方が言うには「昨今、同業者同士で犬を融通し合うことがなくなった」とボヤいてらっしゃいました。たしかに、昔は実際に「子返し」ということが行われていたようです。しかし情報社会が進むなか、業界全体の状況を見渡しやすくなり、もはや子返しという古臭いやり方は、時代にそぐわなくなってきたのだと思います。

    仔返し(こがえし、仔返し)とは、動物、特に犬の交配の際に行われる、謝礼ないし対価として行われている慣習である。

    Wikipedia「仔返し」より

    残念ながら、もりたさんちのマルチーズも例外に漏れず、他のブリーダーに私たちの「血」を譲る気はありません。理由は、過去のブログでもご説明していますが、ライバルを増やしたくないからではありません。当犬舎のアイデンティティでもある「血」が独り歩きする可能性があるからです。

    結局、お問い合わせいただいたブリーダーの方は、特に気を悪くされる様子もなく、大変人当たりの良い方で、当犬舎のポリシーなどに一定の理解をしていただけたようです。少数の頭数で手間暇をかけて1頭、1頭を大切に育て上げていくやり方に、ブリーダーとして一番理想的な運営方法であるとも仰っていただけたことがとても嬉しく思いました。

    また、当犬舎のようにどうすれば、そのような高価なプレミアムフードを与え続けることができるのか、という質問もありました。私は答えました「ご家族となる飼い主さまにご負担いただいている」と。続けて「私たちのマルチーズにとってはこのフードを与えることが必要である」さらに「お客さまに当犬舎のポリシーを理解していただけるよう努力を続けています」そう、お伝えさせていただきました。

    お問い合わせいただいたブリーダーの方から聞くと、このようなプレミアムフードを日常的に与え続けることは、やはりなかなか出来ることではないようです。私たち、もりたさんちのマルチーズの努力は、私たちだけではなく、そのポリシーを支持していただける、理解して頂けるお客さまあっての、努力です。この感謝の気持ちを忘れないように、日々の仕事をこなしていきたいと思います。

    最近のもりたさんちのマルチーズ

    先週末、6月14日の金曜日、三重県にお住いのご家族から三女のお迎えがございました。その時の様子はまた、次回以降の記事でご紹介したいと思います。

    「さよーならまたいつか!」

    6月9日、もりたさんちのマルチーズのケイツが出産した長女は、無事「ふくはらさんちのマルチーズ」となりました。

    福原様は昨年、当犬舎のアンナ(女の子)が出産した際の長男もご家族にお迎えいただき、今回で2回目で2頭目のお迎えでした。福原様、いつもありがとうございます。長女の名前は「たんぽぽ」という名前になりました。略して「ポポちゃん」です。

    当初、長女は当犬舎で育てようとブリーダー同士で合意していたのですが、福原様から長女を家族として迎えたいと、ご連絡をいただき、私たちも「福原様なら大丈夫だね」と、まったく不安になることもなく、快く長女をお引き渡しすることに決めました。

    そして、6月9日の日曜日、お引き渡し当日、昨年と同様に東京から新幹線を利用して当犬舎まで来ていただきました。せめてもの気持ちでJR山科駅まで車で送迎させていただきました。

    電車をご利用の方へ

    もりたさんちのマルチーズでマルチーズをお迎えいただけるご家族さま。電車をご利用される場合は最寄り駅(JR山科駅もしくは京都市営地下鉄東西線・御陵駅)まで車で送迎させていただきますので、遠慮なくお申し付けください。

    1年ぶりの再会を果たしました

    福原様とは1年ぶりの再会です。まさか、またお会いできるとは思ってもおらず嬉しい限りです。1度お会いしているので2回目は若干ですが、緊張も和らぎました。昨年、ご家族にお迎えいただいたアンナの長男「まめ太」も元気にしているようです。まったく縁がなかった京都の私たちと東京の福原様が、このような形でマルチーズを通じて交流を深めていく。これぞマルチーズの持つ力、そしてブリーダー冥利に尽きます。この事業を開始していなければ、このような出会いはなかったのではないかと思います。

    もりたさんちのマルチーズと福原様との出会いには、アドバイザーでもある中田さん家のマルチーズ、中田公子ブリーダーの存在があります。福原様は過去に中田さん家のマルチーズで、マルチーズをご家族に迎えられたことがありました。次回も「中田さん家のマルチーズで」と考えていただいている最中、中田さん家のマルチーズの廃業が決まり、その流れで、中田イズムを引き継いだ私たちの犬舎、もりたさんちのマルチーズで新たにマルチーズをお迎えいただけることになったのでした。

    福原様から、東京に帰宅後のポポちゃんの様子も報告して頂きました。初回のおしっこ・うんちから失敗せずにできたスーパーガールぶりであったとご連絡をいただきました。その報告を聞き、私たちは「やったね」と諸手を挙げて喜びました。

    兼ねてから実施していた「トイレトレーニングの一環として行っていた習慣づけ(もりたさんちメソッド)が成功した瞬間」でした。ケイツが出産した子犬たちを、それこそ毎日、毎日、そばで見続けることは、それほど簡単にできることではありません。中規模以上の施設になってくると、基本は親犬任せ、乳離れの時期に入ると早々に母犬とは引き離し、後は定期的に粗悪フードを与え続けるだけです。本当にどこまで個別にトレーニングと習慣づけを行い、社会性を磨いているのか(当犬舎も含め)実際に見せてもらわない限り真偽は不明です。

    私たちは、そのような「他人に見せられないような運営方法」ではなく、新しいご家族のお迎えの、その日まで、私たちの家族として、見守るようにしています。また情報開示のため、今後も動画等を利用していきたいと思います。

    私たちは、新しいご家族がお迎え後も、ご家庭で最低限の環境と子犬の誘導をしていただければ、楽にトイレトレーでうんち・おしっこができるように、習慣づけを考えて育てています。これから当犬舎でマルチーズをご家族にお迎えいただけることを検討している場合は、きちんとそういった部分のフォローもさせていただきますので、そうぞ安心して当犬舎の特別なマルチーズをご家族に迎えることをご検討ください。

    今後の予定

    この記事を投稿させていただいた時点で、長女に続き三女は新しいご家族のお迎えが終わっています。次回の記事では、三女のお引き渡しの内容をメインにしたいと思っています。

    また6月末は、いよいよ当犬舎で残る最後の子、長男「小太郎」が新しいご家族のもとで生活を始めることになります。少し寂しくはなりますが、これが私たちが選んだ仕事です。どこかのご家族が、私たちが手塩に育てたマルチーズで幸せに導かれていく。その事実だけで十分です。

    今回はこんなところで

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    全世界がマルチーズで繋がりますように。