2024年を振り返る

    2024年を振り返る_000

    2024年もいよいよ残り数時間となりました。街路樹の葉がすっかり落ち、冬の冷たい空気が街を包む中、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。もりたさんちのマルチーズです。

    皆さまにおかれましては、今年はどのような1年でしたでしょうか。今年も「もりたさんちのマルチーズ」を温かく支えてくださり、心より感謝申し上げます。この1年は、私たちにとっても新たな挑戦や喜びに満ちた特別な時間となりました。

    本年はケイツとアンナがそれぞれ出産し、新しい命の誕生に立ち会うことができました。ケイツは3月18日と11月30日に、アンナは9月9日に、それぞれ元気な子犬たちを出産しました。どの子も健康で、愛らしい姿に私たちもたくさんの元気をもらいました。子犬たちが新しいご家族のもとで笑顔と幸せを育んでいる様子を想像すると、私たちの心も温かくなります。その後、ご家族の皆さまからいただく「こんなに成長しました」というご報告に、ますますやりがいを感じる日々です。

    2024年は出産だけでなく、多くの方々との新しいご縁をいただき、既にご縁のある皆さまとも絆を深めることができた年でもありました。マルチーズを通じてつながるこの輪が、皆さまの日常に小さな幸せをお届けしているのなら、それが私たちの何よりの喜びです。また、初めての試みとしてチラシ配布や地域での活動も行いました。これらの取り組みを通じて、より多くの方に私たちのことを知っていただけたことは、今後の励みとなる出来事でした。

    この記事では、2024年の歩みを振り返りながら、来たる2025年への期待を少しだけお話しさせていただきます。新しい年も、皆さまとマルチーズとの素晴らしいご縁を紡ぎ、さらなる笑顔をお届けできるよう努めてまいります。どうぞ最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

    はじめに

    もりたさんちのマルチーズは、「千年の都」京都で、世界最古の愛玩犬として知られるマルチーズを専門に扱う犬舎を運営しています。紀元前から人々のそばに寄り添い、愛と幸せを届けてきたこのマルチーズこそ、世界に平和と調和をもたらす存在だと信じています。

    私たちは、「もりたさんちのマルチーズには、純血種としての本来のマルチーズが受け継がれている」と自信を持ってお約束します。その背景には、長年にわたる経験とマルチーズに対する深い愛情があります。一頭一頭が持つ無限の可能性を大切にしながら、彼らが人々に笑顔をもたらし、幸せな絆を築いていけるよう努めています。

    40年以上にわたり、300頭以上の命の誕生に立ち会った経験から、私たちは常にマルチーズの健康と幸せを最優先に考えてきました。その美しさと温かな性格で多くの飼い主さまに愛されてきたマルチーズ。その本来の魅力を守り、次の世代へと受け継ぐことは、私たちの大切な使命です。

    「ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。」

    この経営理念のもと、私たちはこれからも皆さまに喜んでいただけるよう、日々努力を重ねてまいります。

    最近のお問い合わせ状況

    お問い合わせ状況に特筆すべき点はございません。ご予約を心よりお待ちしております。

    最近のもりたさんちのマルチーズ

    11月から始まったアンナの子犬たちのお迎えは、私たちにとって幸せなひとときをたくさん届けてくれました。新しいご家族の皆さまが足を運んでくださるたび、子犬たちとの出会いに対する真剣な姿勢や、大切に迎え入れる準備を拝見する中で、改めて責任の大きさを感じました。子犬を抱っこした瞬間に見せる満面の笑顔や、真剣な質問の数々に、私たちも自然と熱が入り、「これがうちのマルチーズ魂です!」という気持ちでお話しさせていただく場面が多々ありました。

    つい先日、特に印象的だった出来事があります。あるご家族が「この子が初めてのワンちゃんです」と少し緊張しながら語られました。その姿に、私たちも思わず「初めてとは思えないほど、堂々と抱っこされていますね」と声をかけると、ご家族の表情が少し和らぎ、嬉しそうに子犬を撫でてくださいました。その瞬間、子犬たちが人々の生活に与える安心感や幸福感を改めて実感しました。こうしたやり取りを通じて、私たち自身も毎回新たな発見や気づきを得ています。

    最近の「もりたさんちのマルチーズ」では、こうしたご家族との交流を通じて、私たち自身が学ばされることの多さを痛感しています。子犬たちが新しいご家族のもとで、どのように成長し、愛されていくのかを想像するたび、責任の重さと同時に大きな喜びを感じています。

    安心のための準備を徹底

    「もりたさんちのマルチーズ」では、少しでもお客さまやご家族さまに不利益や負担がないよう、できるだけ事前に調整できることは早めにご連絡し、ご理解を深めていただく努力をしています。それでも、準備することが多くあり、何度もチェックリストを見直す日々が続きます。特に子犬たちのお世話やトレーニング(もりたさんちトイレメソッド)、社会化期育成を並行して進めながらの準備は、まるで「育児とオフィスワークの同時進行」状態です。

    それでも、この準備の一つひとつが、新しいご家族に子犬を安心して迎えていただくために欠かせない大切なプロセスです。私たちにとっては大変な作業でもあり、同時に喜びを感じる瞬間でもあります。例えば、書類を整えたり、健康診断を実施したりするたびに、「この子たちが新しい家族のもとで幸せになる日が近づいている」と実感し、自然と頑張る力が湧いてきます。

    お引渡しまでに行う具体的な準備は以下のようになります。

    ●5種ワクチン接種/マイクロチップ装着/健康診断

    子犬の健康を第一に考え、必要な手続きをきっちり行います。「健康第一」はマルチーズたちの合言葉!

    ●遺伝子検査

    将来を見据えた安心のための確認作業です。「この子、まさに血統書通りの素晴らしい遺伝子ですね」と、よくお褒めの言葉をいただきます。

    ●FCI国際公認血統証明書

    血統を証明する大事な書類を整えるこの作業。時には「この子の先祖はどんな犬だったんだろう」と歴史に思いを馳せたりします。

    ●ご請求明細書

    明確な金額をお伝えすることで、安心感をご提供しています。「この子にかけた愛情はプライスレス!」と胸を張りながらも、細かな金額まで丁寧にご案内します。

    ●生体売買契約書/生体保障制度約款/現物確認・対面説明実施確認書

    法律上の手続きだけでなく、新しい生活がスムーズに始められるための大切な書類です。

    ●ニュージーランド産プレミアムフード

    子犬の新しい門出を祝うプレゼントです。「このフード、わたしたちも食べたいくらいです」と冗談を交えつつご紹介することもしばしば。

    ●アニコム損保の医療保険

    万が一の備えを確実にするためのサポート。保険の大切さをお伝えすると、「これなら安心ですね」と頷いていただけます。

    ●お迎え予定日調整(クレートなどの準備物の確認)

    新しい環境での生活がスムーズに始まるよう、必要な準備をサポートしています。「お迎えの日が楽しみです!」という声を聞くたびに私たちも嬉しくなります。

    こうした準備を丁寧に進めることで、お迎えの日が安心と喜びに満ちたものとなるよう努めています。

    思わぬハプニングと学び

    12月はケイツの11月30日の出産も重なり、犬舎はますます賑やかになりました。母犬のケイツも子犬たちも順調に成長している一方で、私自身が思わぬハプニングに見舞われました。その原因は、浴室のシャワー水栓の交換作業。冷え切った浴室で作業をしているうちに、まさかの風邪をひき、その後も身体を労わらずに過ごしたことで症状は悪化。発熱、悪寒、咳、関節痛と、なんとも盛りだくさんな症状に悩まされました。

    普段なら出産から2週目にはYouTubeで子犬たちの様子をご報告しているところですが、今回はスケジュールが大幅に遅れ、ようやく4週目での初公開となりました。この間、楽しみにしてくださっていた皆さまにはご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます。

    現在、ケイツの子犬たちは順調に成長しており、すでに3頭の新しいご家族が決まっています。それぞれの子犬が未来のご家族のもとでどんな物語を紡ぐのかを想像するたびに、胸が高鳴ります。お迎えのその日まで、最高の状態で子犬たちを送り出せるよう、全力でサポートしてまいります。

    2024年の年末は、忙しさの中にも多くの学びがありました。特に、健康管理の大切さを改めて実感しました。これからも、もりたさんちのマルチーズが皆さまの日常に小さな幸せをお届けできる存在であり続けるよう、ブリーダー一同、愛情をもって努めてまいります。

    2024年を振り返る

    もう1年が過ぎてしまったのですね

    本当に驚くほど、時が経つのが早く感じるようになりました。年を追うごとに、この感覚が加速している気がします。そういえば、このような内容について、以前のブログでも触れたことがあったような気がします。何度も同じ話をしてしまうのは、歳のせいでしょうか(笑)。

    それはさておき、2024年は「もりたさんちのマルチーズ」として創業3年目の節目を迎えました。この道を歩み始めた日を、今でも鮮明に覚えています。きっかけは滋賀県の朽木で、中田公子ブリーダーに偶然お会いしたあの日でした。「立ち寄って挨拶だけのつもりが、こんな人生の転機になるなんて」と、自分でも驚きながら気付けば丸2年。紆余曲折の道のりでした。

    挑戦と学びの日々

    最初は右も左もわからず、何をするにも手探りでした。国内で絶版になったブリーディングの専門書を、出版社や個人のコレクターに何度も掛け合い、やっと譲ってもらったこともありました。その喜びも束の間、時には騙されることも、馬鹿にされることもありました。「マルチーズだけでやっていけるのか」と冷ややかに見られたり、そもそも相手にされなかったことも。

    それでも、諦めるわけにはいきませんでした。往復1000キロの道のりを約束もないのに走り、ただ「マルチーズ」という犬種の魅力を学ぶためだけに足を運んだ日々。帰りの車の中で、「また失敗か」と肩を落としたことも数えきれません。でもそのたびに、「この仕事を本職にしたい」と思う気持ちは揺るぎませんでした。

    支えてくれたご縁に感謝

    泣いたり、怒られたり、時には呆れられたりしながらも、私がここまでやってこれたのは、やはりマルチーズを通じて出会ったご家族の皆さまのおかげです。初めて子犬をお迎えいただいたときの笑顔、その後も「こんなに可愛く成長しました」と送られてくるお写真やお手紙。どれも私の心を温かくしてくれる宝物です。

    マルチーズという素晴らしい犬種を多くの人に知っていただき、家族の一員として迎えていただく。そして、そのご家族の幸せそうな顔を直接見ることができる。この仕事に携わる幸せを日々実感しています。この場を借りて、改めて皆さまに感謝申し上げます。本当にありがとうございます。

    少しだけ、2024年の振り返りを

    さて、ここからは、2024年の主な出来事を少し振り返らせていただきます。今年もたくさんの出来事がありましたが、特に心に残っているいくつかの大きなイベントをご紹介します。もしかしたら、皆さまのお家に迎えられた子犬たちが登場するかもしれませんので、ぜひ楽しみに読み進めてください!

    3月 -ケイツの出産-

    忘れられない3月18日

    3月18日は忘れられない日です。この日はケイツが初めて出産した日でした。初産ということもあり、ケイツは緊張で固まっている様子で、出産直後は自分に何が起きたのか理解できていないようでした。思い返せば、その状況は私たちにとっても予想以上に厳しいものでした。ケイツはパニック気味で、子犬たちに初乳を与えるどころではなく、ただその場をうろたえるばかり。私たちは、何とか子犬たちの体温を保つために必死でパネルヒーターを用意し、専用のシリンダーで自家製ミルクを与えながら最初の数時間を乗り切りました。

    最終的に、ケイツは4頭もの子犬を出産しました。どの子も小さくても力強い生命の輝きを放っており、私たちはその瞬間、心からの喜びに包まれていました。しかし、「その後」に訪れる悲しい出来事のことなど、その時の私たちには知る由もありませんでした。

    悲しい別れと苦しい決断

    次女には、新しい名前が与えられました。「ニコ」という名前です。その名前には、「笑顔」や「幸せ」という意味が込められているように感じます。そして、「ニコ」は私にいくつもの教訓を与えてくれました。命の重み、支える責任、そして何よりも愛情を注ぐ尊さ。これらの教訓を胸に、私はこれからもブリーダーとして、一人の人間として成長していきたいと改めて思います。

    出産から約1か月が経ったある日、あの事件が起きました。日々、数時間おきに子犬たちの様子を確認することが日課となっていましたが、ほんのわずかな時間の間に「次女」の体調が急変してしまったのです。慌てて対応したものの、次女はそのまま息を引き取ってしまいました。

    今でもその日のことを思い出すと、自分がどれだけうろたえ、無力感に苛まれたかを鮮明に覚えています。そして、次女を心待ちにしてくださっていた大阪にお住まいのご家族に、その事実をお伝えしなければなりませんでした。大切な命を託すことができなかった自分を責める気持ちと、ご家族への申し訳なさで胸が張り裂けそうでした。この場を借りて、改めてそのご家族に深くお詫び申し上げます。

    しかし、そのご家族は私たちに「次のケイツの出産を待ちます」と温かい言葉をかけてくださいました。その言葉がどれだけ私たちの救いとなったかは、言葉に尽くせません。

    新しい命と特別なご縁

    それから数か月、私たちはその言葉に応えたい一心で、できる限りの準備と相談を重ね、11月末のケイツの出産を迎えることができました。今回の出産でも、あのご家族は「次女」を選んでくださいました。それはきっと、偶然ではなく何か特別なご縁であり、「運命」と呼べるものだと感じずにはいられません。

    私は普段、「運命」という言葉には少し懐疑的なところがあります。それは、物事がすべてあらかじめ決められているようで、努力や意志が軽んじられる気がするからです。しかし、この時ばかりは「運命」という言葉にすがりたくなりました。新しい次女には、前回の次女の魂が宿っているように感じられ、生まれ変わりだと信じたい気持ちが湧き上がります。それは私一人だけではなく、きっとそのご家族も同じ思いだったのではないでしょうか。

    9月 -アンナの出産-

    9月9日には、アンナが出産を迎えました。アンナはある意味、野生の感覚が強く残っているのか、非常に子犬を大切にし、献身的に育てます。それは前回の出産時と変わらず、母親としての本能がとても強い子です。私たちブリーダーがうかつに子犬に手を出そうとすると、アンナに厳しく噛まれることもあるほどです。その真剣な表情と態度には、毎回驚かされつつも、頭が下がる思いです。

    例えば、子犬が1頭だけひょこひょこと群れから離れようとすると、アンナは鼻でそっと押して群れに戻そうとします。また、子犬たちが少し成長して遊びの延長で小さな喧嘩を始めると、アンナが間に入って鼻で喧嘩を止めることもあります。その姿を見るたび、アンナは本当に優れた母親だと感心せずにはいられません。子犬たちには、そんなアンナの愛情深い性格や健康的な遺伝子がしっかりと受け継がれていることでしょう。

    アンナ自身も非常に健康体であり、父犬であるアンディとの相性も抜群です。この両親から生まれた子犬たちは、性格や健康面でも安心して新しいご家族にお渡しできることが期待できます。

    出産後の試練と新しい取り組み

    めでたい出産だったものの、実はその後少し心配な時期がありました。4頭の子犬のうち、長男と次男の新しいご家族がなかなか決まらず、2週間ほどやきもきする日々が続いたのです。この状況に、何か新しい取り組みをしなければと考え、初めて行ったのが「チラシの作成と配布」でした。

    チラシのデザインは、試行錯誤を重ねながら数日かけて自分で作成しました。色やレイアウト、言葉の選び方まで細かく検討し、最終的に2000枚を印刷。完成したチラシを手に、夜中に数時間かけてポスティングを行いました。地道な作業ではありましたが、この経験を通じて大切な学びを得ることができました。

    認知を広める地道な活動の重要性

    この取り組みを通じて実感したのは、「まずは知ってもらう」ことの重要性です。私たちの犬舎では、健康面や飼育環境など多くの点でこだわりを持っており、それを公式WEBサイトやSNSで発信し続けてきました。しかし、それだけでは限界があることを痛感しました。全国のブリーダーの中で際立つ取り組みであったとしても、それを知られることがなければ存在しないのと同じです。

    特に地域での認知度の低さは、今回の経験で強く意識させられました。「全国に知ってもらう」の前に、「まずは地元の方々に知ってもらう」。それが、これからの活動の基盤になることを学びました。小さな取り組みかもしれませんが、この地道な活動こそが、多くのご家族に「もりたさんちのマルチーズ」を知っていただくための第一歩だと感じています。

    11月 -ケイツの出産-

    11月30日はケイツが2回目の出産を迎えた日でした。この日は、アンナの子犬を2組のご家族にお迎えいただく予定が重なり、まさにご説明を差し上げている最中での出産となりました。ブリーダーの仕事は予測できないことの連続ですが、この日のような出来事は特に印象深いものとなりました。

    こうした状況の中で改めて感じたのは、「この仕事は決して一人ではできない」ということです。家族の理解や協力があってこそ、日々の業務を無事にこなすことができます。また、犬舎を運営するにあたっては、周辺住民の方々への配慮や理解も重要です。鳴き声や車の出入りなど、さまざまな要素がある中で、多くの方々のご協力とご理解に支えられていることに、心から感謝しています。

    ケイツの成長と安定した出産

    今回の出産はケイツにとって2回目ということもあり、大きくパニックに陥ることなく、比較的スムーズに進みました。ケイツは落ち着いて3頭の元気なマルチーズを無事に出産し、その後も自ら授乳を行うなど、母親としての成長が見られました。前回の出産時とは違うケイツの頼もしさに、私たちも安心感を覚えると同時に、改めて彼女の母性の強さを感じました。

    現在、ケイツの子犬たちは生後30日を迎えましたが、まだまだ目が離せない状況です。この時期の子犬たちはとてもデリケートで、一瞬の油断が命に関わることもあります。私たちブリーダーにとって、こうした状況は特別なものではなく、むしろ日常の一部です。たとえば年末年始の帰省や旅行といった予定も、当然のように諦めることになります。それでも、「誰かが近くで見守らなければならない」という責任感は、この仕事に携わる者として自然と受け入れているものです。旅行や長期の外出が難しいことを受け入れられなければ、ブリーダーという仕事には向いていないとさえ感じます。

    子犬たちの未来への準備

    ケイツの子犬たちは、来年1月末のお引渡しを目標に、すくすくと成長しています。年明けには離乳を進め、少しずつ独り立ちへの準備が始まります。それに伴い、トレーニングや社会化期の育成にも本格的に取り組んでいく予定です。

    特に「もりたさんちトイレメソッド」の習得は、子犬たちが新しい環境にスムーズに馴染むために欠かせない重要なステップです。さらに、この時期に他の犬や人間との触れ合いを通じて社会性を身につけることで、新しいご家族のもとでの生活がより豊かなものになります。

    子犬たちにとってこの数カ月は、体だけでなく心も大きく成長する大切な期間です。一つひとつの経験が子犬たちの未来につながっていると思うと、その一日一日がとても尊く感じられます。

    今年の反省と来年への抱負

    2024年の反省点

    2024年を振り返ると、どうしても悔いが残る点があります。それは、中途半端になってしまったSNS運用です。

    特に、InstagramとX(旧Twitter)の状況は「酷い」の一言です。9月のアンナの出産を機に、「もっと私たちの取り組みを全国に知ってもらわなければ」という焦りから、急いで更新を再開しました。しかし、その意気込みも長くは続かず、まさに「三日坊主」を地で行く結果となってしまいました。

    SNS運用の難しさは、大企業が手こずっていることからも明らかです。適切かつ効果的に定期運用するというのは想像以上に大変で、これは私たちのような小規模事業者にとってはなおさらのことです。この状況を受けて、思い切ってSNS運用を一時的にでも停止するか、あるいは1つのプラットフォームに絞って集中するか、運用方法を抜本的に見直す必要があると感じています。

    2023年の抱負として「SNS運用を頑張る」と掲げたのを覚えていますが、見事に達成できませんでした。これだけは、2024年の悔いの残る最大の反省点です。

    2025年の抱負

    2025年は、新たなスタートとして以下の目標を掲げます。

    まず第一に、犬舎の設備を1月中に整備します(断言)。 汚れてしまったシートを張り替えるなど、犬たちがより快適に過ごせる環境を整えます。これは私たちブリーダーとしての責務です。

    さらに、全国初となる当犬舎独自の「マルチーズのための取り組み」を1点、新たに導入します。これは既に決まっている内容で、準備が整い次第、改めて皆さまに公開いたします。どうぞお楽しみに。

    また、来年開始予定の事業者向け補助金の採択に向けた資料作成にも取り組みます。この補助金を活用し、本格的にYouTube活動を開始するための動画撮影機材を揃えたいと考えています。動画を通じて、私たちの取り組みをより多くの方に知っていただけるよう努力していきます。

    私たちの活動の強みと課題

    私たちは、全国の犬舎を探し回っても見つけるのが難しい独自のサービスや取り組みを行っています。たとえば、以下のような点です:

    ●3年もの間、生体保障を行うブリーダー

    どこを探しても、これほどの長期保障を提供する犬舎は稀ではないでしょうか。

    ●子犬を再度引き取る取り組み(お帰りプログラム)

    想定外の事情で飼えなくなった場合でも責任を持つこの姿勢は、私たちの誇りです。

    ●ニュージーランド産プレミアムフードの食生活

    犬たちの健康を第一に考え、毎日惜しむことなく最高品質のフードを与えています。

    この他にも数え切れないほどの取り組みを行っていますが、最大の課題は「これらの事実を誰も知らない」という点です。素晴らしい内容も、知られなければ存在しないのと同じです。

    情報発信の重要性

    2024年、地上波放送の「放送しない権利」が問題になりました。テレビは都合の良い情報だけを選んで放送しますが、都合が悪いことは徹底的に隠します。ジャニーズの問題から何も学ばず、年末の事件についても沈黙を守るテレビ業界。この状況を見て、私たちは「垂れ流される情報に依存せず、自分で情報を選び、判断することの重要性」を改めて感じました。

    YouTubeでは、同業者のブリーダーが情報を発信していますが、中には「そうかなぁ?」と首を傾げたくなる内容も少なくありません。聞こえの良いインパクト重視の情報が目立つ中、私たちはステルスマーケティングに惑わされず、本当に良いもの、正しい情報を発信していきたいと思います。

    地道な活動こそが、最終的にファンや支持者を増やす道だと信じています。時間はかかるかもしれませんが、私たちに関わるすべての方々が納得できるような形で、これからも真摯に活動を続けてまいります。

    今後の予定

    2024年、ありがとうございました

    2024年も、皆さまには本当に多くのご支援とご理解をいただき、心より感謝申し上げます。私たちがこの仕事を続けていけるのは、ひとえに「マルチーズが好き」という皆さまの思いが支えとなっているからです。その温かいお気持ちが、私たちの活動の原動力となっています。

    私たちはこれからも、世界最古の愛玩犬種である「マルチーズ」を、最高の環境で育て、一頭でも多くのご家族に迎えていただけるよう、全力で取り組んでまいります。その一方で、夢のような話かもしれませんが、「マルチーズがいつでも帰ってこられる場所」を設立すること、そしていつの日か「ジャパン・マルチーズ・サミット」を開催することを目指しています。

    「そんな無謀な夢が実現するわけがない」と思われるかもしれません。それでも私たちは、この夢に向かって歩みを止めることなく努力を続けていきます。どうか、その歩みを温かく見守っていただければ幸いです。

    そして、私たちの経営方針である

    「ひとりでも多く、幸せな飼い主を。一頭でも多く、幸せなマルチーズを。」

    この理念を最優先事項として、2025年も取り組んでいく所存です。

    どうかこれからも、もりたさんちのマルチーズをよろしくお願いいたします。

    今回はこんなところで

    ブログは毎週末の更新を目標としております。記事の共有や拡散をしていただけると読む人が増えて励みになります!どうぞ応援よろしくお願いします!

    全世界がマルチーズで繋がりますように。