ダウラが無事に出産しました

皆さま、もりたさんちのマルチーズ、森田です。
本日は1月4日。改めまして、あけましておめでとうございます。
もう4日も経ってしまったのですね。年を重ねるたびに、時間の大切さが身にしみます。若い頃は寝ることが幸せでしたが、最近は起きている時間をいかに有意義に過ごすか。そんなことを意識している自分に気づかされます。
さて、ご家族の皆さま、当犬舎からお送りした年賀状は無事に届きましたでしょうか。年末差し迫るなか、合間を縫ってなんとか仕上げ、投函が完了したのは31日を過ぎた深夜でした。少し反省しております。
今回の記事では、大きく分けて2つのご報告がございます。
ひとつめは、12月19日に母犬ダウラが無事に出産し、新しいご家族の募集を開始したこと。ふたつめは、10月に生まれたマナの子犬たちが、年末年始にかけて素敵なご家族のもとへ巣立っていったことです。
それでは、まずはひとつめのご報告である、ダウラの子犬たちについてお話しいたします。
12月19日生まれ。ダウラの子犬たち(ご家族募集中)

昨年末の12月19日、当犬舎のダウラが初めてアンディとの子犬を出産いたしました。
初めての出産ですが、ダウラが一生懸命、献身的に子育てをしてくれているおかげで、母子ともに健康で順調に育っております。
「子犬情報」のページも参考程度にご覧いただければと思いますが、もし、ご家族にお迎えを検討されている方、あるいは一度、この子たちの様子を直接見てみたいという方がいらっしゃいましたら、ご見学も受け付けております。
まだ目が開いたばかりの時期ですが、両親の良いところを受け継ぎ、良いマルチーズになると確信しております。
母犬たちの名前に込めた想い
今回の母犬「ダウラ」の名前は、ヒマラヤ山脈に連なる8000m級の山々の中で、ひときわ目立つ「ダウラギリ(サンスクリット語で『白い山』)」から名付けました。
当犬舎の母犬たちは、ダウラやマナ(マナスル)のように、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に存在する、標高8000mを超える14の山(8000m峰14座)から名付けるようにしております。
これら14座は「世界の屋根」と呼ばれ、登山家にとって究極の目標とされている場所です。私たちも、母犬たちや生まれてくる子犬たちに「より高みを目指してほしい」という願いを込め、この名前を選んでおります。
ダウラは名前の由来通り、素晴らしい資質を持っています。最大の魅力はその性格の良さです。通常、母犬は出産前後、神経質になりがちですが、ダウラは食事中や子育て中であっても、人に対して一切敵意を見せません。
私たちにお腹を見せてくれるほど、驚くほど穏やかで優しい性格をしています。
もちろん、母体としての健康面も問題ありません。小さすぎず、健康な子犬を育てるのに適したしっかりとした体格を持っております。
父犬「アンディ」について
父親はおなじみ、当犬舎の男の子、アンディです。過去のブログ記事でも度々触れておりますので、ご存じの方も多いかと思いますが、現在、当犬舎で生まれる子犬たちはすべて彼が父親となっております。
一度会ってくださったご家族様であれば、その骨格、気性・性格、毛艶の良さ、顔付きに感嘆されたことでしょう。昨年ご見学にいらした方々からも、「素晴らしい毛艶」「しっかりした骨格」「また会いたい」とのお言葉をいただきました。
なぜアンディがこれほどまでに素晴らしいのか。それは彼のバックグラウンドを知れば納得がいきます。
世界トップクラスの血統
特筆すべきは、アンディの母方の父、つまり祖父にあたるマルチーズの存在です。この祖父は「FCIインターナショナル・チャンピオン」に選ばれており、ドッグショーの最高名誉である「BIS(ベストインショー)」を獲得した、まさに世界トップクラスのチャンピオン犬です。
アンディは、その純血種マルチーズとしてのポテンシャルの高さを、祖父から色濃く受け継いでおります。
「名犬」を輩出し続ける遺伝子
さらにアンディの血統を紐解くと、過去4代を構成する30頭の先祖のうち、3頭もの親犬が「アウト・スタンディング・サイアー(OS)」を受賞していることがわかります。
これは、優良犬繁殖を奨励する表彰制度において「チャンピオン犬を15頭以上作出した父犬」にのみ与えられる、生涯一度切りの大変名誉ある賞です。数多くのチャンピオンを生み出してきた父犬たちの血が、アンディには脈々と流れているのです。
このように非常に優秀な先祖を持つアンディのような血統の子犬は、一般的なペットオークションやペットショップに並ぶことはまずありません。
そのほとんどは、同じくドッグショーで最高の成績を目指す同業のブリーダーの下で大切に育てられたり、ブリーダーが懇意にしている信頼できる知人に託されたりすることが一般的です。
今回の子犬たちは、それほど希少で確かな血統を受け継いでおります。
健康な子犬を育む「食」へのこだわり

ここで少し、当犬舎が大切にしている「食」の話をさせてください。
子犬が健やかに成長するうえで、母犬から与えられる「初乳」は極めて重要です。この初乳は、子犬が親犬の持つ免疫を獲得するために、なくてはならないものと私たちは捉えています。
その大切なお乳を作り出すのは母体であり、その母体を作り上げる源となるのが「食事」であることは言うまでもありません。私たちは、子犬が生まれたから子犬の食事にこだわるわけではありません。子犬の命の源となる母乳、それが生成される親犬の食事こそが重要であると認識しております。
そのため母犬には、原材料の90%以上が肉類で構成されているフリーズドライ製品「K9ナチュラル」を与えています。普段はフードローテーションとして、他のプレミアムフードも合わせた食事をさせていますが、交配を開始するころから、胎児への影響と良質な母乳の生成を考え、K9ナチュラルのみの食事に切り替えるように徹底しております。
つまり当犬舎の子犬たちは、生まれてから肉類をメインにした食事を始めるのではありません。親犬が既にそういった食生活をしており、その初乳から離乳食に切り替わる前後に至るまで、一気通貫して、本来肉食である犬にとって健康的で根源的な食事を行っているのです。
なぜ「極小サイズ」を目指さないのか。当犬舎のポリシー

ここで改めて、私たちが大切にしている「マルチーズのあり方」についてお話しさせてください。
中には、小さいマルチーズを求め、体重が1キロ前半の出産に適さない母犬を選択して、最終的に帝王切開で出産させるようなブリーダーも存在します。結果的にそうなったのであれば仕方ないにしても、私たちは積極的に小さいマルチーズを作出することを望んでおりません。
極小マルチーズ。おかしくないですか?
わざわざ過度な小ささを求めなくても、マルチーズは元々小さい犬種です。
歴史が証明するように、マルチーズは最高の「抱き犬」として評価され、生き残ってきました。あえて言わせていただきますが、極小のマルチーズでは、その本来の抱き心地の良さは味わえません。抱っこしても楽しくない、とさえ私は思います。
標準サイズとされるマルチーズは、最初は必死にしがみついてきますが、心を許したご家族に抱っこされると、全身の力を抜いて身体を預けてきます。その時、腕の中に感じる重みと温もり。それこそが、マルチーズが紡いできた歴史と愛を受け止められる「絶妙な大きさ」なのです。この至福を知らない方がいることは残念でなりません。マルチーズはおもちゃではないのです。
純血種マルチーズは、紀元前からいつの時代も変わらず、どの犬種も羨むほどの「人から愛されること」を生存戦略として成功し、語り継がれ、生き続けている生き証人です。
そんな歴史ある、守り続けてきた諸先輩方の想いを踏みにじり、標準犬種から外れた小ささを求めたり、マルプーなどを始めとした交雑種(私たちはミックス犬という呼び方が好きではありません)を作出したりすること。そこにはマルチーズへの敬意はなく、あるのはただ「珍しいから」「売れるから」「人気があるから」という理由だけではないでしょうか。そうした考えは、私たちとは相容れない存在です。
私たちの目的は、あくまで「気性が良く、健康な純血のマルチーズ(家庭犬)」をご家族に迎えてもらい、マルチーズとともにご家族丸ごと幸せになってもらうこと。これが本来の目的です。そしてその先にあるのは、世界最古の愛玩犬種であるマルチーズという純血種を守っていくことだと考えております。
過度に小さな個体は、JKCのドッグショーの審査でも価値を認められておりません。価値を見出しているのは一部の消費者であり、その需要に応えようとしているのが一部のブリーダーです。
「小さくて可愛い」だけでなく、「心身ともに健康で美しい」こと。アンディとダウラから生まれた子犬たちは、両方もしくはどちらかの良いところを必ず受け継ぎます。
10月生まれのマナの子犬たちは無事に巣立ちました
ふたつめのご報告です。昨年10月22日に生まれたマナとアンディの子犬たち5頭は、全員温かいご家族とのご縁が結ばれました。
当犬舎、「もりたさんちのマルチーズ」を卒業し、それぞれのご家族の一員として新たな一歩を踏み出しております。
12月26日:長男、次男
温かいご家族にお迎えいただきました。※ご家族のご意向により、写真や詳細情報の公開は控えさせていただきます。
12月30日:長女「のあ」
東京都の田口さまにお迎えいただき、「たぐちさんちのマルチーズ」になりました。

1月4日:三女「さくら」
兵庫県の井尻さまにお迎えいただき、「いじりさんちのマルチーズ」になりました。

1月16日(お迎え予定):次女「ロン」
神奈川県の津越さまにお迎えいただき、「つごしさんちのマルチーズ」になる予定です。実は以前、みなとみらいよりご見学にお越しいただいており、その際のお写真がありますので掲載いたします。

年末年始にかけて、温かいご家族の元へ旅立っていく姿を見送ることができ、安堵しております。新たにお迎えをご検討中の皆さまも、ぜひ先輩ご家族の仲間入りをしていただければ嬉しく思います。
お問い合わせについて
ダウラとアンディの間に生まれた子犬たち。ご興味のある方は、ぜひ当犬舎までご連絡くださいませ。
良いご縁がございますように。
